2011年10月30日日曜日

高校時代の友人と18年ぶりにマドリードで再会・便利なツール Facebook のおかげでブランクなし!



今日訪れたのは、このブログにも何度も登場しているマドリードのパエージャレストラン、La Barraca。現在スイスのジュネーブ在住の、高校時代の友人と卒業以来の再会です。
待ち合わせ時間にレストランに行くと、ちょうど彼女も着いたところで、レストランの入り口は混雑していたにも関わらず、お互い目が合うなり「あ、久しぶり!」とすぐに分かりました。

約20年のブランクがあるはずなのに、このところ Facebook や Twitter で連絡を取り合ってるためか「久しぶり感」に涙するより、「会えて嬉しい感」でいきなり弾丸トーク(笑)。高校時代の思い出話に花が咲きました。話に夢中になって、いつもより写真の数は少ないですが(笑)美味しいワインと食事充分に堪能。


写真:ハモン・イベリコ 

スペインに来たらこれはマスト!ジューシーで美味しいハモンでした。


写真:タラのクリームコロッケ

こちらは、お店からのサービズで細いフライドポテトとタラのクリームコロッケの盛り合わせ。こちらもなかなか。


写真:マンチェゴチーズ 

前菜の王道、マンチェゴチーズ。この他にスペイン風オムレツやタラのフリッターなど色々なお皿を頼みました。


写真:魚介類のパエージャ

そしてメインは魚介類のパエージャ。 4人で3人前を頼みましたがそれでも充分すぎる量でした。レモンとアリオリ(ニンニク入りマヨネーズ)をかけて頂きます。


写真:自家製プリンとバニラアイス

ゆっくりとした夕食、しかも遅い時間なのに10歳になる娘さんはよく付合ってくれました。ご主人のご好意に甘えて(ありがとうございます!)彼女と二人さらに残って積もる話に花を咲かせ、デザートタイムに。


写真:食後酒 

食後酒にはガリシア特産の Orujo de Hierbas をチュピート(小さなグラス)で。
これもレストランのサービス!場所を変えて2次会とも思ったけれど日曜の夜&連休中はどこも込んでいて入るだけで1時間待ちなんてこともあるので、我々はこのレストランにとどまり、食後酒をちびちびやりながら、更に高校時代の話へ。当時の友人達の近況を語り合ったり、当時のエピソードを思い出して大笑いしたり、海外に住んでいるからこそ共感できる話題で納得しあったり、気づくともう深夜1時近く!



写真:かおるちゃんとツーショット


ジュネーブまではマドリードから直行便で2時間ちょっとなので、お互い週末フラッと立ち寄れる距離にいる事が分かりました。よし、行くぞ!ジュネーブ。次回は高校の卒業アルバム見ながら飲み明かそうね。

今日のディナーは私がご招待するつもりでいたのに、逆にご招待して頂いちゃいました(汗)。どうもありがとう。素敵な旦那さんと娘さんに囲まれて幸せ一杯の彼女。昔と変わらないスレンダーなスタイルと若々しさ。そして高校時代と変わらぬ才女ぶりを間近に感じられて、とてもいい刺激を受けました!



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2011年10月29日土曜日

世界遺産の街クエンカを歩き尽くす・クエンカのビブグルマンで舌鼓!


パラドールで迎える朝。今朝は特に用事もなかったので、早めに起きて窓からの朝日を浴びながら朝の読書。このところ、ゆっくり読書する時間が取れなかったので、のんびりした午前中を満喫。今日は、夕方マドリードに戻るAVEまで時間があるので、再びクエンカの街に繰り出します。


写真:レストラン『RAFF』にて

最初にやって来たのは、前から予約を入れておいたレストラン『FAFF』。
こちらは、ミシュランのガイドブックでビブグルマンに認定されています。
ビブグルマンのレストランについては、
などのリンクをご覧下さい。今回のクエンカ訪問では是非立ちよりたいと楽しみにしていたレストランで昼食です。フアンさんと私、このところグルメにハマっています。


写真:アペリティーボ・チーズのフリッタ

さすがはチーズの産地ラ・マンチャ地方らしいアペリティーボ。ジャムの甘さとチーズのほのかな酸っぱさが絶妙のコンビネーション。揚げてあるのに、全然しつこくない。これは、おいしいワインが欲しくなります。


写真:本日のセレクトご当地ワイン『Todas』

カマレロにお勧めを聞いて注文したのがこちら。ラ・マンチャ地方の地ワイン『Todas』です。リオハのワインと違って、この辺りのワインはアルコール度が高いのも特徴のひとつ。こちらのワインもアルコール度14.5%とやや高めです。軽いのどごしの飲みやすいワインで、何といってもチーズによく合う!


写真:マンチェゴチーズとハモンの盛り合わせ

すかさず注文したのはこちら、マンチェゴチーズとハモンの盛り合わせ。ハモンもイベリコのベジョータという最高級品で口の中に入れた瞬間にとろけるような舌触りです。


写真:パン・コン・トマテ

トーストにオリーブオイル、塩、すり下ろしたトマトをのせて食べる『パン・コン・トマテ』先ほどの盛り合わせと一緒に出てきました。


写真:マグロのタルタル、アボカド添え

ほんのりとわさびの味もしてとても美味しい一品でした。


写真:エントレコット(牛肉)とししとうのフライ

肉派のフアンさんは、牛肉のグリル。


写真:チーズのアイスクリーム

チーズづくしですが、最後もチーズ。甘過ぎなく、ほんのりチーズの味がしたこのアイス、絶品でした。


写真:レストラン入り口

とても小さな道にあるレストラン。知ってないと気づかない。ミシュランさすがだな〜。
今日は土曜という事もあってか、お店は大混雑。予約を入れておいて大正解でした!

Restaurante Raff
C/Federico García Lorca 3, 16004 Cuenca
Tel: +34-969-690-855


写真:パラドールのバル

ゆったりとしたお昼の後は、パラドールへ直行。おいしい食事とワインにすっかりご機嫌の二人。まだ時間はゆっくりあるので、パラドールのバルでお茶をする事に。


写真:パラドールバルでのツーショット

私の顔が赤めなのは、ワインのせいです。


写真:エッフェルの橋

長い長い昼食を終えた後は、食後の運動も兼ねて、クエンカ散策。
昨日も何度か渡ったエッフェルさんの設計した橋を渡って行きます。


写真:橋から望むパラドール

この橋はパラドールの目の前にあって、この橋を渡ると旧市街です。

写真:宙づりの家

昨日も見た、宙づりの家。よくよく見ると、怖い造りです。どうやって建設したのかも気になりますが、住むのはちょっと遠慮ですね〜。


写真:谷底から見上げる宙づりの家

谷底まで下りてみました。今度はここから先ほどの宙づりの家を見上げるとこんな感じ。見れば見る程怖い造りです。。。


写真:カテドラル

こちらは、ゴシック様式のカテドラル。街の中心地、マジョール広場にあります。


写真:石造りのクエンカの街

マジョール広場から更に歩みを進めると、石造りの街並が山の上の方へと続いて行きます。どんどん登って行くと、見晴し台のようなところに出ました。


写真:見晴し台から見たクエンカの景色

ここが頂上付近。クエンカの街を見下ろせます。左側にあるのが、昨晩泊まったパラドール。そして中央あたりに先ほど訪れた宙づりの家も見えます。


写真:クエンカの街角で

それにしてもよく歩きました。細道や石の階段もたくさんあります。さらに細道に入って行くと、人影もなくなり、とてもいい雰囲気に。人ごみからちょっと離れた静かな場所の方が情緒的で好きです。



写真:今日のツーショット

クエンカは世界遺産の名に相応しい、とても素敵なところです。次回来る時は、是非車で、周りにある小さな村々にも立ち寄ってみたいと思います。





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2011年10月28日金曜日

カニサレスのギター製作者が金賞受賞!クエンカで授賞式に出席


今日は朝5時起きでマドリードからAVEに乗り、クエンカへ。
カニサレスのギターを製作している、ギター職人のビセンテ・カリージョ氏が伝統工芸の素晴しさを評価され、最優秀賞を受賞する事になったのです。

カニサレスが、王立劇場でのベルリンフィルとの共演で彼のギターを使用したことも、今回の受賞の大きな決め手の1つとなったそうで、カニサレスと私も、この授賞式に招待していただきました。


写真:ビセンテ・カリージョとカニサレス

ベルリンフィルとの共演の為には、ビセンテ・カリージョ の工房に何度も足を運び、納得のいくギターを追求しました。その様子は、このブログでも
で紹介しています。


写真:授賞式の様子 

沢山のメディアもかけつけ、カニサレスにもインタビューが何件かありました。最優秀賞のビセンテ・カリージョの他にも、優秀賞を受賞した方々が一人ずつ紹介され、2時間弱の式典。


写真:ビセンテ・カリージョとの記念撮影

式典が終わった後は、受賞者を囲んでのお食事会。それに続く懇親会にも参席させて頂きました。


写真:宙づりの家

懇親会が終わって会場を後にしたのは既に夕方。一旦今夜の宿、クエンカのパラドールに戻り、着替えてからパラドール周辺散策です。こちらは、クエンカの有名な観光名所『Casas Colgadas(宙づりの家)』。もう10年程前に妹とフアンさんと3人で、この宙づりの家の中にあるレストランで食事をした事があります。懐かしい!
久美ちゃん、覚えてますか?


写真:フアンさんと今日のツーショット 

夕暮れ時のクエンカは、マドリードよりも更に冷え込みます。寒くならないうちに、もう少し散策。申し遅れましたが、「歴史的城壁都市クエンカ」は世界遺産にも登録されています。街はフカル川とウエカル川の峡谷に出来ており、Cuencaという街の名は「川の盆地」を意味するラテン語Concaから来ているそうです。


写真:紅葉の始まるクエンカ

そのまさに「盆地」部分にあたる谷底の木々は、黄色く色づきはじめていました。あと2〜3週間後には、紅葉が見頃になると、地元の人が言ってました。



写真:クエンカの橋

パリのエッフェル塔をデザインしたギュスターブ・エッフェル氏がデザインした有名な橋。高さ52メートル。下を覗くとさすがに足がすくみます。


写真:マンチェゴチーズ

クエンカの属するラ・マンチャ地方の名産と言えばチーズ。先ほどの授賞式の後のお食事会で出されたチーズがあまりに美味しかったので、銘柄を尋ねてメモしておきました。Caracenillaというチーズ。ラ・マンチャ地方では、町村の名前がそのままチーズの名前になっているそうで、このCaracenillaというのも、クエンカ市から約20キロのところにある、チーズの産地だとか。約3キロのでっかいチーズを購入しました。


写真:クエンカの夜景

すっかり日も暮れました。こちらはパラドールから望む夜景。エッフェルの橋や宙づりの家が見事にライトアップされています。


写真:マンチェゴチーズと最高級のベジョータのハモン

外はかなり寒いし、早起きだったのでかなり眠いので夕食はパラドール内のレストランで頂きました。マンチェゴチーズは外せません。


写真:ウサギ肉の煮込みごはん 

リゾット風のこちらのお料理は、クエンカ地方の郷土料理。真ん中に大きく写っているのはウサギのお肉です。とっても柔らかい。


写真:目玉焼き、ジャガイモ、ベーコンと野菜の郷土料理

こちらも、クエンカの郷土料理、というよりは家庭料理。量も多くて、どちらもフアンさんとシェアしましたが、かなり満腹になりました。
明日土曜日は、夕方までクエンカ散策です。







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2011年10月22日土曜日

第8回女子会・ミシュラン2つ星レストラン『ラモン・フレイシャ』体験!


いつの間にか、第8回目を迎えるマドリード女子会。通常はメンバー4人の都合の合う金曜日に、マドリードの色々なレストランに集って、日本語でのガールズトークを繰り広げるのですが、今回はちょっと趣を変えて、初体験。

4人の都合の合う土曜日に、ミシュランの星が2つも(!)ついているレストランで集う事になったのです。マドリードには、2つ星、1つ星のレストランがあわせて10店ありますが、意外にも土曜のランチをやっているレストランはたったの3つ。そのうちひとつは休業中ということで、必然的に今回は2つ星の有名店、RAMON FREIXAに決定。


写真:いつものメンバーですが、今日はみんなちょっとおめかし 

レストランは小さなサロンひとつのみ。最大33名しか予約を取らないと謳っているだけあって、ゆったりした時間が過ごせます。そのかわり予約を入れるのも大変。


写真:アペリティーボ ・その1

丸いパンのようなものは、中にクリームチーズが入っていて、さっそく美味。手前にあるのは、アーモンドのようなナッツが入ったクラッカー。そして奥にみえるのは、サツマイモチップス。

写真:アペリティーボ・その2

こちらは、注文を決める間にサーブされるアペリティーボ。どれも口の中に入れた瞬間味と香りがぱぁ〜と広がるドラマチックな演出。特にすごかったのが、手前の丸い形のもの。驚くなかれ、これガスパッチョなのです。丸いパン生地の上にガスパチョが、ゼラチンのような薄い膜で固められて辛うじて形を保っていますが、一度口に入れると液状のガスパチョがトロリと溶け出します。口当たりが芸術的。


写真:第1の皿

いくつかあるコースメニューの中で、私たちが選んだのは一番『軽い』メニュー。『軽い』というのは、合計のお皿の数がもっとも少ないコースという意味。でも、そのバリエーションと量には大満足。これ以上のコースを頼んでいたら、完食できなかったかもしれない程です。

まず第1のお皿は、ニンニクとアーモンドのペースト。上にかかったチーズがよりいっそうお料理の味を引き立ててくれます。

写真:第2の皿・様々なきのこ の炒め物

マドリードではとても珍しいキノコが軽く炒めてあります。熱い内にこちらのバタークリームと混ぜ合わせて頂きます。キノコは果肉がとても厚くてジューシー。さらにこのクリームがキノコの美味しさを数段格上げしてくれます。


写真:キノコに混ぜるバタークリーム

スプーンを器にしているところがなんとも独創的です。


写真:第3の皿・アーティチョークづくし 

こちらは、アーティチョークの三位一体ならぬ、三「味」一体。一番上にはカリカリに揚げたもの、そして真ん中にはじっくり煮込んだもの、そして一番下にはアーティチョークをプディンに仕上げたもの。アーティチョークの味を活かしつつ、3つの違った調理法によって3つの違った食感が楽しめます。


写真:お口直しのアプリコット&マロンクリーム

こちらは、ちょっと甘いお口直し。栗のペーストが干した杏にサンドされた変わった一品。栗のほんのりとした甘さが杏の酸っぱさとまじって絶妙のお口直し。


写真:第4の皿・牛のほほ肉

こちらがメインのお肉。右側にあるのが、柔らかい牛のほほ肉をワインとデミグラスで煮込んだもの。写真では見えませんが、この真ん中にフォアグラが隠れています。左側は、焼き茄子と、サトウキビと蜂蜜のソース。


写真:第4の皿の添え皿・その1・温野菜 

こちらは、メインのお肉と一緒にサーブされた温野菜。ロメインレタスを焼いたものの上にミントの葉。角切りになっているのはキュウリ。そしてヨーグルトが添えられています。手前の緑色の半球は、正体不明の野菜。スイカのような味がしました。


写真:第4の皿の添え皿・その2・ズッキーニとかぼちゃ

こちらも、メインのお肉と一緒にサーブされた添え皿。写真では良く分かりませんが薄切りのズッキーニが、かぼちゃのペーストをくるんでいます。


写真:デザート・その1 

1皿ずつがゆっくりサーブされて行くので、ここまででかなりの満腹感。メインディッシュの後は、かわいらしいデザートです。真ん中に見える黄金の果物は、サクランボと思いきやリンゴ。ちゃ〜んとリンゴの味がします。その他パッションフルーツのムース入りチョコレート、パンナコッタ、マンゴのグミ、ミニマドレーヌ、ラズベリーの緑茶クリーム詰め、等々。たくさんの味が楽しめる楽しいデザート皿です。


 写真:デザート・その2

こちらは、コカと呼ばれるクラッカーの上に、ラズベリー、ブルーベリーをトッピング、さらにチョコレートクリームと粉砂糖で味付けしたさわやかなデザート。


 
写真:デザート・その3

ミルクの三「味」一体。アイスクリーム、ドゥルセ・デ・レチェ、粉状のミルク。この3つの調理法で仕上がってる、ミルクを一緒に頂きます。見た目はちょっと不思議な感じですが、このデザート最高に美味しかった!


写真:デザート・その4

まだまだ続きます。デザートがこんなにたくさん出て来て嬉しいばかり!こちらは、冷たいチョコレートドリンク(カカオラ)とチョコチップがたっぷり入った、チョコレート味のビスケット。コース全体を通じて、いつも『三味一体』が意識されています。


写真:デザート・その5

食後のコーヒーと一緒に出されたのがこちら。チョコレートの盛り合わせ。アーモンドやナッツ入りのもの、ラムレーズンの入ったもの(これが一番美味しかった)色々な味が楽しめます。


写真:デザート・その6

こんなにデザートが充実したコースも珍しいと思いますが、こちらが最後に出て来たサワークリームワッフル生地詰め。生地の甘さとサワークリームの酸っぱさのハーモニーが素晴しい。2時から6時頃までほぼ4時間にわたるゆっくりしたランチ。ガールズトークにも華が咲き、本当に楽しい一日でした。



Restaurante Ramon Freixa
C/Claudio Coello 67, 28001 Madrid
Tel: 91-781-0173




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