2011年11月19日土曜日

親友カルロさんのお誕生日会・老舗マジョルカのザッハトルテはスペイン最高峰!





今日は、フアンさんと私の親友カルロのお誕生日。
我家でお誕生日会を開くことに。



写真:ルナちゃん、エバさん、カルロさん、フアンさんと私 


カルロは、カニサレスグループのサウンドエンジニアですが、仕事上の付き合いを超えた大の仲良し。2年前の冬には、一緒に日本旅行をしました。
来年の富士登山も一緒に企画中です。


写真:ポインセチア 


こちら、ルナちゃんから私たちへのプレゼント!なんとポインセチア。今年はポインセチアが欲しいと思っていたので、グッドタイミングでした。ありがとう!ちなみに、スペイン語では(特にメキシコ)ポインセチアをNOCHE BUENA(ノチェ・ブエナ=クリスマス・イブ)と呼びます。クリスマスも近づいてきましたね。

さて、こちら今日のメニューです↓


写真:マンチェゴチーズ 

写真:ハモン・イベリコ 

写真:リベラ・デ・ドゥエロのマタロメーラ・レセルバ

写真:サラダ!

写真:トマトとツナのサラダ

写真:今日のメインはビーフカレー

写真:いただきま〜す!


カレーはいつでも大人気。今日はみんなからのリクエストでビーフカレーにしました。
たくさんお替わりもしてくれて、大量に作ったカレー完食です。
作った側としては、とても気持がいい!


写真:お菓子の老舗 MALLORCA のケーキ 


今日のバースデーケーキは、数日前にお菓子の老舗マジョルカに注文しておいたザッハトルテ。カルロさんの大好物なので、マドリードで一番美味しいザッハトルテをゲット!


写真:TARTA SACHER(ザッハトルテ) 


ザッハトルテのことを、スペイン語ではタルタ・サチェールといいます。
アプリコットの甘酸っぱさとチョコレートが抜群の相性です。


写真:フアンさんも大満足 

写真:バラデロ3年もの


ケーキの後の主役はこちら。3年もののラム酒「バラデロ」。キューバ出身のカルロさんによる、本場のモヒートです。こちら、先日の私の誕生会でも作ってくれて最高に美味しかったので、リクエスト。


写真:モヒートを作るカルロさん 

写真:カルロ特製モヒート


スペアミントたっぷりで、とってもいい香り!


写真:カルロ&エバ


カルロさん、お誕生日おめでとう!



写真:今日のツーショット


フアンさんとも、モヒートで乾杯!
明日は、この5人でシルク・ド・ソレイユの ZARKANA を観に行きます。



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2011年11月17日木曜日

慌ただしい一日・それでもゆったりした昼食をとるのがスペイン流!





今日は午前中からミーティング2件。そしてお昼からは、このブログにも何度も登場しているギター職人のビセンテ・カリージョ氏と会食。今日は、ビセンテの友人で、マドリードで音楽店を経営しているミゲル・アンヘル氏も同席。



写真:ビセンテとミゲル・アンヘルと 


今日の会場は、マドリードのパエージャ店。今日は平日なのに、大混雑!忙しい一日の中でも、昼食の時間を大事にするのがスペイン流です。


写真:黒オリーブ 


ところで、日本では、オリーブというとイタリアというイメージが強いですが、実はスペインこそが、オリーブの生産高世界一なのです。ただ、日本への輸出は、イタリアの方が圧倒的に多く、市場に出回るオリーブの7〜8割はイタリア産だとか。スペイン頑張れ!
この黒オリーブは、味に深みがあって美味。


写真:マンチェゴチーズ


こちらは羊乳100%のマンチェゴチーズ。


写真:ハム入りクリームコロッケ


こちら、できたてアツアツのクリームコロッケ。細切りのハムがクリームとよく合って美味しい!しかも、揚げたてなのが嬉しい!


写真:ハモンイベリコ 


前菜にイベリコハムは欠かせません。


写真:エビと魚介類の海の幸パエージャ 


今日のメインは、海の幸をふんだんに使ったパエージャ。これで4人前です。


写真:海の幸パエージャ 


お米の炊きあがり具合も、塩味も完璧。美味しいパエージャを囲んで、話も盛り上がりました。ミゲル・アンヘルとの商談も無事成立!

私はこの後、レコード会社SONYでの打ち合わせが控えていたので、今日はデザート抜きで一足お先に退散。後ろ髪を引かれる思い出したが、今日は午後も仕事が盛りだくさん!


写真:王立劇場


SONYとの打ち合わせの後は、王立劇場でのミーティングに直行。続いて王立劇場のお隣にある、カフェ・オリエンテで、カニサレスのインタビューが控えています。しかも、今日はそる広場周辺で大規模なデモが繰り広げられ、こういう日に限って、街中が大渋滞!もともとタイトなスケジュールが更にタイトに。。。道路はどこもクラクションの嵐。スペイン人は、こういうのストレスにならないんでしょうか?私はまもなく渡西して14年にもなりますが、このクラクションに満ちあふれた渋滞シーンには一向に慣れません。


写真:カフェ・オリエンテ


さて、ここカフェ・オリエンテは、私がマドリードで一番気に入っているカフェテリア。時間のある日は、たくさんあるフレイバーの中からお気に入りの紅茶を選んで、ゆったり読書にふける、私の憩いの場所です。


写真:スペイン国営放送のアナベルさんのインタビュー


でも今日は憩う為ではなく、スペイン国営放送の、週末のニュース番組の記者、アナベルさんによるカニサレスインタビュー。彼女は、カタルーニャ州政府の依頼で『マドリードで活躍するカタルーニャ人』というタイトルの本を執筆中。カタルーニャ出身の音楽家、俳優、建築家、作家、詩人、画家、会社経営者、記者等、約50人のインタビューから構成されるこの本で、音楽家の代表に選ばれたのが、カニサレスとスペイン国立オーケストラ首席指揮者のジョセップ・ポンス氏。本は、来年の夏頃発売予定だそうです。



写真:今日のツーショット


今日は、本当に忙しい一日でした。明日はようやく金曜日!
土日には楽しいイベントがたくさん待っているので、あと1日頑張るぞ。



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2011年11月16日水曜日

セルバンテス文化センターでのTV収録・フラメンコギターのドキュメンタリー番組にカニサレス出演!



写真:セルバンテスセンターのロゴ 


今日は午後から、マドリードにあるセルバンテス文化センターへ。
セルバンテス文化センターとは、スペイン政府によって、スペイン語とスペイン語圏の文化を世界に普及させる目的で設立された施設。現在世界40カ国に70を超えるセンターが展開しています。本部は、マドリードと、セルバンテスの生まれ故郷アルカラ・デ・エナーレスにあります。



写真:スタジオで撮影の準備中


今回は、スペイン国営放送とセルバンテス文化センターが作成している、フラメンコギターのドキュメンタリー番組への出演。セルバンテスセンター本部にあるスタジオで、インタビュー形式の収録が行われました。


写真:収録中


収録の前に、番組の構成などについての打ち合わせ、インタビュアーとの事前確認などを経て、マイクテスト、メイク、そして収録開始です。


写真:時折見せる笑顔がチャーミング 


放送上の関係で、まだ内容については詳しく書けませんが、かなり踏み込んだ内容に迫り、荘厳な趣の場面があるかと思えば、笑顔を交えて語る一面も。これまで私も1ヶ月に渡り、構成作家と打ち合わせを重ねてきましたが、私たちの想像を遥かに超える素晴しいインタビューが展開されました。まだ残りの収録や編集などたくさんの行程が残っていますが、きっと素晴しい番組になるはず!


写真:アツアツの餃子


長時間のスタジオでの収録を終えて、お腹もすいて来た私たちは、そのままお気に入りの中華料理のレストランへ直行!このブログでも、何度か紹介したCHINA TÉというレストラン。私たちが、スペインで一番美味しいと太鼓判を押す、絶品中華。


写真:炙りマグロのライム添え


オーナのリリーさんとは、もう親しい仲。
彼女はレストランの新メニューを考えると、必ず「試食して!」とテーブルに持って来てくれます。今日は、炙りマグロのライム添え。とってもサッパリとしていて美味。


写真:アヒルの箸置き? 


で、リリーさんがお皿を置いて去った後、フアンさんは無言で私にこのアヒルの箸置きを差し出しました。何故?

言葉遊びとジョークが大好きなフアンさん、いつも彼の謎掛けはハードルが高いんですが、今日は何でしょう?私が訝しげに箸置きを眺めていると一言。

Patito(パティート・小さなアヒル)。
そして、にやっと含み笑いをした後、
Pá ti tó(パ・ティ・ト・君に全部あげる)。

そうか、フアンさんは生ものが苦手だから、炙りマグロは食べられないってことね!
とっても美味しい炙りマグロは、全て頂きました(笑)。


写真:中華スープ 


外の気温は10度を切り、北風の冷たいマドリード。
こんな夜は、とろみのついたスープで身体を温めます。生姜のぴりっとした辛さで、身体はポカポカ。


写真:エビの天婦羅 


中華料理店ですが、ここの天婦羅は絶品。
衣はサクサクで、中はジューシー。


写真:パイナップルの入ったカレーピラフ


パイナップルを豪快に器に使ったこのピラフも絶品。
私はお料理に入ってるパイナップル、大好きなんですよね。ピザとか、チャーハンとか。


写真:お茶菓子のピーナッツ 


今日の収録について語りながら、お茶を飲んでいると、お茶菓子のサービス。
この甘辛いピーナッツも大好き。



写真:今日のツーショット


充実感ある一日でした!



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2011年11月15日火曜日

坂本龍一氏のコンサート@マドリード・まさかの大ハプニングを収拾した「世界のサカモト」の実力!!




坂本龍一さんのコンサート@マドリードに行ってきました。
今回は、チェロとバイオリンとピアノのトリオ。
約1400人収容のホールはもちろん満席。
日本人のお客さんの顔もちらほら見えました。
私とフアンさんは、1列目のど真ん中の席。舞台からほんの3メートル程の距離です!

1曲目から、センシティブなサカモトワールドが展開されます。
殆ど聞こえるか、聞こえないか、と言う程に繊細な音を駆使して展開していく曲の最中、突然鳴り響く連写のシャッター音。その音から、プレス関係のカメラマンだと言う事はすぐに想像がつきました。ちょっと、音デカイよ。消音装置着けなきゃだめでしょ?と、私でも思う程の音量。それでも、舞台上のサカモト氏、演奏を続けます。

そしてまた、途切れない連写のシャッター音。
サカモト氏、舞台上から音のする方向に向かって、人差し指を口にあてる仕草。
やはり演奏していても気になるのでしょう。それを見たお客さんが、「シーッ、シーッ」の大合唱。一旦は鳴り止んだシャッター音が、3度目に聞こえた時、サカモト氏、再度人差し指を前に出して、左右に振る仕草。客席に再び「シーッ、シーッ」が鳴り響き、今度はその静止する人々の大合唱に、音楽がかき消され、会場に緊張感が走ります。

そんな中、なんとか曲が終わった瞬間のことでした。わき起こる拍手と共に誰かが「邪魔するんじゃねー!出て行けこの糞やろう!」罵声を浴びせるや否や、1階から3階までの人がほぼ全員立ち上がって、カメラマンに向けて罵詈雑言の嵐。舞台上のサカモト氏も、この展開には苦笑い。汚い言葉のオンパレードで、人々の勢いが止まりません。カメラマンらしき人の「俺だって仕事でやってんだ!」という応戦があったのもの、熱くなった人々に取り囲まれ、辺りは騒然としていました。

その時です。舞台からサカモト氏のピアノが鳴り響きました。その瞬間、猛獣の森のような状態だった会場が、一瞬水を打った様に静かになり、やがてわき起こる拍手と、サカモト氏への歓声。これぞ一流のアーティストだ、という姿を見せつけられた瞬間でした。

コンサートは、もちろん、大成功。3度におよぶアンコールの中で、アルモドバル監督のスペイン映画『ハイヒール』の曲を演奏すると(彼の作曲だったんですね!)大きな拍手が。その他にも、2011年の映画『一命』の主題曲を演奏。この曲のレコーディングをする為に東京のスタジオにいた時、3月11日の地震にあったエピソードを紹介。また、日本へ向けられた、スペインの協力に感謝の意を表され、大きな拍手に包まれました。

ハプニングに見舞われつつも、素敵なコンサートを終えられたサカモト氏。明日は南部のカルタヘーナ、明後日はバルセロナと、スペインツアーが続きます。




会場で購入したサカモト氏の本「La Música os hará libres(音楽は自由にする)」を明日から読みはじめてみる事にします。



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2011年11月13日日曜日

じゃがいもを使ったスペイン家庭料理「パタタ・ア・ロ・ポブレ」に挑戦!


普段は時間をかけない手抜き料理が多くなりがちな私ですが、今日のようなゆっくりした日曜には、多少やる気が起きてきます。フアンさんの要望に応えて、スペイン家庭料理に挑戦。久々に作るので、手書きのメモを参照しながら。。。


今回ご紹介するのは、じゃがいもを使った「パタタ・ア・ロ・ポブレ」。昔、義母に教わりました。トルティージャ・デ・パタタもそうですが、スペインにはじゃがいもが登場する家庭料理がたくさんあります。


パタタ・ア・ロ・ポブレ」は、訳すと「貧しい人のためのジャガイモ料理」となり、ちょっと貧相な感じですが、これは戦争中に食糧難でじゃがいもぐらいしか食糧なかった時に考案された一品と言われています。材料もシンプル。でも、食材としてのじゃがいもの美味しさが引立つ私も大好きなレシピです。直訳のままではちょっと切ないので、新たに命名。「じゃがいものニンニクソース煮」のレシピです。


材料(2人分)
じゃがいも:中4個
パン:50g(乾燥したバゲットが最適。なければ食パンでも)
ニンニク:4片(皮は剥く)
西洋パセリ:少々
塩コショウ:少々
サフラン:少々
オリーブオイル:適当
卵:2個


(1)ジャガイモは皮をむいて、1cm程の輪切りにする。ジャガイモをすべて鍋に入れ、かぶる位に水をいれ強火で沸騰させる。





(2)じゃがいもを茹でている間に、ソースづくり。小さめのフライパンにオリーブオイルをやや多めに入れ熱します。このフライパンで、皮をむいたニンニク(丸ごと)、パン、西洋パセリをそれぞれ揚げます。感覚的には「炒める」ではなく「揚げる」ので、それに併せてオリーブオイルの量を調節します。残ったオリーブオイルは後ほどジャガイモの鍋にいれるので、捨てずに取っておきます。





ニンニクを丸ごと揚げます。こんがりきつね色になるまで。





パンは、けっこう油を吸いますが、根気よく揚げて大きなクルトンにします。





最後に西洋パセリ。この時には水分で油がかなり跳ねるので注意!さっと揚げます。長く揚げすぎると苦くなります。


(3)揚がった具材は、まとめてハンドミキサーにかけソースにします。この時にジャガイモの茹で汁を少々足すと、滑らかなソースが出来上がります。





(4)ジャガイモが茹で上がったら、サフラン、塩コショウ、フライパンに残ったオリーブオイルを足し、生卵を2つをそっと割入れます。





(5)卵が固まったら(3)で作ったソースを鍋に流し込み、もうひと煮立ちさせたら出来上がり!





そして、完成!
これからの季節に嬉しい、からだの暖まる1品です。



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