基本的に食べ物の好き嫌いは無い私。
初めて食べるものでも、チャレンジ精神旺盛の私。
でも、この世の中でただひとつ、どうしても苦手なものがあるんです。
それは、パクチー。
メキシコ料理やタイ料理に大量に使われる、見た目は西洋パセリに似た、アレです。
写真:噂の「パクチー麺」
世の中には、私と同じく、パクチーが苦手な方もたくさんいらっしゃると思いますが、私の場合はもはや「苦手」を通り越して「嫌い」の領域に達していると言ってよいでしょう。どちらかというと、グリーンピースも苦手な食材のひとつですが、パクチーはグリンピースと違って、ひとたび料理の中にはいると、よけて食べる事が出来ない。あの独特の味とにおいが料理全体に広がっていて、対処のしようがないのです。
その私が、なぜパクチー麺を?
実は、以前ブログでも紹介した友人夫婦がマドリードを訪れたときのお土産。
大学時代の友人夫婦は、何を隠そう、あのパクチーハウス東京の経営者ご夫妻なのです。
ふたりが、家族でマドリードに来てくれたのは、もう2ヶ月前。
以来このパクチー麺は、食糧棚に保管してあり、扉を開ける度にその存在を主張され続けてきましたが、どうも勇気が出ず、これまでお蔵入りになっていました。が、食わず嫌いはイカンと、一念発起。思い立ったが吉日。今日の昼ご飯はパクチー麺に決定。
写真:パクチー麺を茹でる
この蒸気がね、パクチーの匂いなんじゃないかと思ったら、意外にそうでもない。一袋三把入りなので、2把茹でます(2人分)。茹で時間は5〜7分と書いてあったので、アルデンテを狙って、きっかり5分。
写真:ニンニクと唐辛子
パクチーハウスの友人夫婦から、トマトベースだとパクチー麺に良く合うと聞いていたので、第1回はアラビアータ風に。ニンニクの量が多いって?いえ、これも「念のため」の防護策です。
茹で上がったパクチー麺をフライパンにいれ、塩と鶏ガラスープのもと(粉末)を少々入れて、味を整えた後、トマトピューレを加えます。
写真:パクチー麺アラビアータ風
そして、完成!パクチー麺のアラビアータ風です。
この時点では、まだ半信半疑の私(笑)。見た目は、ほうれん草のフェットゥチーネのような感じ。何度も書きますが、匂い的には全く問題ありません。