2012年2月29日水曜日

今が旬!マドリードでカルソッツを食べるなら「カサ・ホルヘ」がお勧め!



カタルーニャ地方の名物、カルソッツが今ちょうど旬。マドリードに住んでいる私は、毎年時期を逃していた為、まだ一度も試したことのない幻の料理です。今年こそは!というわけで、今日は友人と4人で、カルソッツを食べに、マドリードのカタルーニャ料理店「カサ・ホルヘ」にやってきました。


写真:カルソッツ用のエプロン


後ほど紹介しますが、カルソッツを「上品に」食べることは出来ないため、伝統的にカルソッツ料理を食べる時は、首から膝まであるエプロンをつけるのが慣習となっています。レストランでも厚手のビニールエプロンをそれぞれ支給されました。


写真:バカラオとトマトの前菜 


こちらは、塩漬けにされたバカラオを水で一晩戻し、トマトと一緒に調理した伝統的な前菜。これだけで、既にワインが進みます。。。


写真:カタルーニャ名物の腸詰め 


もちろん、私の大好きな「フエッ」も出てきました!
う〜ん、やっぱりワインが進む。。。


写真:イワシのフライ 


フアンさんの大好物、イワシのフライ。マドリードはやっぱり新鮮な魚介類が揃うのですね。これも、鮮度の高いイワシを使っていて、超美味。


写真:パンコントマテ 


おなじみのカタルーニャトースト、パンコントマテ。トーストに生ニンニクをこすりつけ、すり下ろしたトマト、オリーブオイルをかけた絶品。


写真:温野菜のサラダ 


こちらは、赤ピーマン、茄子、玉ねぎ、ジャガイモを炭火焼にして、オリーブオイルなどで味付けした温野菜のサラダ。素材の味がうまく引き出されていて、見た目とは裏腹に、とてもサッパリした仕上がりです。


写真:カルソッツ 


これが、今日のメインの「カルソッツ」長ネギのようですが、長ネギとは違います。
こうして、炭火焼にして食べる野菜で、この目的の為だけにカタルーニャ地方で栽培されています。旬は11月〜3月末頃まで。さて、このカルソッツ、どうやって頂くかというと。。。

写真:カルソッツを食べる準備中


まず、緑色の上部を持って、焦げている「皮」の部分を剥がします。
意外にツルンと簡単に剥け、中からプリップリの白い部分が出てきます。



写真:サルビチャダ 


そのカルソッツの白い部分に、サルビチャダというこのソースをたっぷりつけます。
このソースは、焼きニンニク、焼きトマト、アーモンド、ヘーゼルナッツ、パンのトースト、お酢、ニョラ(トマトのような香辛料的野菜)オリーブオイル、塩をミキサーにかけたもの。このままパンにつけても美味しいソースです!


写真:カルソッツの食べ方


決して、お行儀が悪いわけではありません!
これが、正統なカルソッツの食べ方。緑の部分を上に持ち上げて、白い部分を下から写真の様に頂きます。カルソッツ初体験の私の豪快な食べっぷりをみて、ウェイトレスさんも大笑い。


写真:ラムとウサギの炭火焼


カルソッツ料理を食べる時は、カルソッツの後に、大抵肉料理が出てきます。
ボリュームがありすぎて、食べきれませんでしたが、ラムもウサギもジューシーでとっても美味しい!


写真:ブティファラ


カタルーニャ料理の王様「ブティファラ」も、もちろん登場!
いわゆるソーセージの炭火焼ですが、これも肉汁たっぷりで最高。お腹がいっぱいで食べきれなかったのが残念です。


写真:食後酒


4人でワインを2本空け、さらにこちらの食後酒でほろ酔い。
おいしい料理においしいお酒を頂くのは、至福のひとときです。
お腹もいっぱいになり、カルソッツ初体験は、大成功でした!




Restaurante Casa Jorge
C/Cartagena 104, 28002 Madrid
Tel: +34-91-416-9244
WEB


にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ
日本ブログ村のランキングに参加しています。
よろしければ、応援の1クリックお願いします!



2012年2月27日月曜日

ついに発見!パスタの美味しいイタリアン@マドリード



長年の探索の甲斐あって、ようやく発見しました!
マドリードのパスタの美味しいイタリアン。
友人から教えてもらったトラットリア、初体験。
テーブル数の少ない、アットホームな感じの小さな店構えです。


写真:インサラタ・カプレーゼ


まずは、前菜からオーダー。
こちらはモツァレラチーズとトマトのサラダ。
取り分けて十分なボリュームです。


写真:カジキマグロのカルパッチョ 


こちらも、新鮮で美味!


写真:カプリチョーザ・ピザ 


プロシュート、アーティチョーク、黒オリーブなどのトッピングのピザ。
生地はモチモチで美味しい!


写真:トロフィエのボンゴレ


こちらは、トロフィエという生パスタ。始めて食べましたが、茹で具合が絶妙なのです!
あまりの感動に、オーナーと見られる女性に話しかけてみて納得。
そう、彼女はイタリア人だったのです。
「ここのパスタ、スゴく美味しいですね。何といっても、茹で具合が絶妙で気に入りました」と言うと、彼女もすかさず「スペインのレストランではどうしてあんなにパスタを茹で過ぎにするのか、まったく理解不能!でも、スペイン人は茹で過ぎパスタが好きみたいで、私もここで出す時は、私にとってはちょっと茹で過ぎな位で出しているんですよ」


写真:親友のエバとカルロとそのご両親と一緒に 


なるほど、スペインでおいしいパスタが見つからないはずです!
なんだか、妙に納得してしまいました。
その他にもお勧めパスタが色々あるので、また来ようと思います。




Trattoria Luna Rosa
C/San Bernardo 24 (Entrada en la Calle Luna)
28025 Madrid
Tel: +34-91-532-1454
WEB



にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ
日本ブログ村のランキングに参加しています。
よろしければ、応援の1クリックお願いします!



2012年2月26日日曜日

マドリード郊外の中華料理でお誕生日パーティー!



今日は、友人のお父さんの誕生日会。中華料理店で集合することになりました。
私のマドリード一番のお勧め中華料理は、何といっても China Té なのですが、ワンパターンになりがちなので、美味しい中華レストランの開拓にも余念がありません。
今回リサーチして初めて行ってみた、このマドリード郊外の中華は、なかなか!


写真:レストラン外観 


近くからだと、その全体像がカメラに収まり切らない程の立派な造り。
まるで、街中に突然現れた御殿のようです。


写真:前菜もよりどりみどり 


このレストランの特徴は、なんと、メニューがないこと!
いつでも、ビュッフェだけなのです。
ところが、ビュッフェと言って侮るなかれ。前菜からデザートまで、その数は数十種類を超えます。


写真:麺類、ご飯類、その奥は揚げ物 


チャーハン2種類、焼きそば4種類、ビーフンも、本格的なお味です。


写真:サテー


ピーナッツソースのサテーも美味しい。


写真:これは凄い!鉄板焼き


そして、おそらくこのレストランの一番スゴいところは、この鉄板焼き&中華炒めをその場で作ってくれること。これまた豪華で、多彩な食材をお皿に取り、それをコックさんのところに持って行くと、その場でお好みに合わせて調理してくれます。追加料金は全くなし!手前の海老の鉄板焼きがものすごく美味しくて、これで、採算とれるのかな?など余計な心配をしてしまう程。



写真:鉄板焼きコーナー 


自分で訳のではなく、プロの調理人が作業してくれるので、手際もよく、レストランは満員でしたが、並んだり待ち時間が気になったりすることは、全くありません。


写真:今日のセレクトはリベラのペスケーラ


飲み物だけは別オーダー。
今日は、リベラ・デ・ドゥエロのペスケーラを頼みました。


写真:全員集合


中央にいるのが今日のお誕生日の主役のヘスス。私たちの親友エバさんのお父さんです。親戚中が大集合して、中華でワイワイと楽しい1日となりました!


Restaurante Dinastia
C/Einstein s/n 28905 Getafe, Madrid
Tel: +34-916-822-221
WEB



にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ
日本ブログ村のランキングに参加しています。
よろしければ、応援の1クリックお願いします!



2012年2月25日土曜日

カニサレス、王立劇場でヴィラロボスの『ギター協奏曲』演奏!



一昨日の国立音楽堂での公演に続き、今日は王立劇場でのコンサート。
土曜の朝12時開演のこのコンサートは、王立劇場が主催する子供向けの人気シリーズで、会場は小さな子供達でいっぱい!この公演は、子供連れで来ることが条件となっていて、チケット購入の際には、あらかじめ子供料金1枚分が選択された状態となっています。普段はなかなか鑑賞のチャンスのない子供達に王立劇場を開放し、クオリティーの高い演奏を聴いてもらうという趣旨のもと、年に4〜5回開催されます。


© Javier del Real
写真提供:王立劇場


カニサレスが舞台に立つ時、彼は決して楽譜を用いません。
どんなに長い作品でも、必ず暗譜して本番に臨みます。
もちろん、楽譜を読みながら演奏する場合に比べて、準備に要する時間も労力も何倍も必要ですが、それでも決して妥協することはありません。


「何で、いつも暗譜するの?」と尋ねたことがあります。彼曰く、楽譜を読みながら演奏すると、読むことに集中力とエネルギーの一部を費やしてしまうから、100%の演奏には決してならないと。楽譜をしっかり覚えて、それから自由になったとき初めて、自分の奥底から納得できる演奏ができるのだそうです。


© Javier del Real
写真提供:王立劇場


ブラジルの作曲家ヴィラロボスは、1951年、この『ギターと小オーケストラの為の協奏曲』を作曲しました。初演は1956年のこと。この作品を捧げられたアンドレス・セゴビアにより、アメリカのヒューストンで、オーケストラなしの、ギター独奏として行われました。ギターの特性をよく知ったヴィラロボスならではのフレージングが、オーケストラの中でのギターの存在感を高めています。


写真:終演後の楽屋で


カニサレス、一昨日に増して素晴しい演奏でした!
お疲れさまでした。


写真:王立劇場


スペインに生まれた音楽家なら、誰しも一度は夢見る王立劇場。
この大舞台で、2年間に5回という驚異的な公演数を数えるカニサレス。次回は、彼のフラメンコセクステットを率いて、今年の12月に再び舞台に上がります!



にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ
日本ブログ村のランキングに参加しています。
よろしければ、応援の1クリックお願いします!



2012年2月23日木曜日

カニサレス、マドリード交響楽団と共演!



今年は、例年になくマドリードの劇場で演奏する機会が多い年。
その初めは、マドリード交響楽団との共演となりました。
今日は国立音楽堂でのコンサート。
そして、明後日、同じ演目を王立劇場で披露します。


写真:国立音楽堂での最終リハーサル 


オーケストラとの公演が決まるパターンは、色々あります。オケと指揮者がギターのある演目を選んで、そのあとソリストを捜す場合。また逆に、ソリストが先に決まっていて、その後に演目を決める場合(これは稀です)。

今回の公演は、ソリスト(カニサレス)が先に指名され、王立劇場の芸術監督との話し合いで、ビリャロボスの『ギターと小オーケストラの為の協奏曲』の演奏が決まった、稀な公演のひとつでした。カニサレスも、初めて演奏する作品に挑戦するとあって、何ヶ月も前から、練習に余念がなく、満を持しての晴れ舞台です。


写真:ホールでCD販売も


最近発売されたばかりのカニサレスの『ゴイェスカス』も、ホールで販売されました。
通常、会場での販売では、中間の休憩時間と終演後に売れ行きが良いのですが、今回は、開演前もたくさんのお客さんが、CDをお買い求め下さいました。嬉しい限りです。


写真:久々のツーショット


素晴しい公演でした。
気持ちを入れ替えて、明後日は、王立劇場でのコンサートです!



にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ
日本ブログ村のランキングに参加しています。
よろしければ、応援の1クリックお願いします!



2012年2月15日水曜日

14年目のバレンタイン!



今年のバレンタインディナーは、イタリアン!
二人とも、今日はバルセロナからの出張帰り、しかも行きも帰りも仕事の都合上、別々のAVEで移動したので、待ち合わせをしてレストランで会うのも、ちょっと新鮮。


写真:ランブルスコ 


今日は飲みたいワインが意気投合してイタリアの天然発泡酒ランブルスコを注文。アルコール度は高くなく(6%程)お酒にあまり強くない私たちでも、美味しく1本頂けます。


写真:自家製パンバスケット


ここのパンは、自家製で美味しい♡
オニオンやオリーブなどがトッピングされていて、そのままでも美味しいのですが。。。


写真:サルサとオリーブ


この左側のサルサをパンにつけると、更に美味しい♡
美味しいからいつも、作り方を聞くのですが、いつも企業秘密と笑顔で言われてしまいます。今夜もダメ元でもう一度聞いてみたら、、、
やっぱり教えてもらえませんでした。残念。


写真:カプレーゼ


フレッシュバジルもトッピングされた、ボリュームたっぷりのカプレーゼサラダ。トマトとモツァレラチーズって、どうしてこんなに相性がいいんでしょう?


写真:マルゲリータピザ 


もともと、王女マルゲリータの為に考案(?)されたこのシンプルなピザは、トマト(赤)チーズ(白)バジルの葉(緑)でイタリアの国旗を表しているのだそう。


写真:トマトソースのボンゴレ ・フェットチーネ


パスタの茹で具合がちょうど良く、魚介のダシをつかって作っているトマトソースとスゴく合う!


写真:デザートはティラミス


さすがにお腹いっぱいなので、半分こ。


写真:サービスでみかんのシャーベット


こちらのみかんのシャーベット、カバと呼ばれるスペイン産シャンパンが入っているんですが、まろやかで、美味!


写真:今日のツーショット


ゴリラポッド、今日も大活躍です(笑)。
数えてみれば、14回目のバレンタインディナー。
今年も、お腹いっぱい、愛情いっぱいの、素敵なディナーになりました。



にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ
日本ブログ村のランキングに参加しています。
よろしければ、応援の1クリックお願いします!