2009年4月30日木曜日

読書日記*2009年4月


MBA del Siglo XXI
著者:Yvone Sánchez / Gonzalo Cantarero
出版社:mr ediciones, 2008

640ページというボリューム!3月から読みはじめて完読するのに約2ヶ月かかった。Webを用いたマーケティングに関してや、宣伝費の計算の仕方等、細かい説明がたくさんあってよい。全てをそのまま私の仕事には反映させられないので、これをどのように応用していくかがポイントになる。現代のマーケティングを「魚はその大きさに関係なく、早く泳ぐものが遅いものを喰う」という視点に立っている。私は大きさも大事だと思うが、スピードを重視する点には共感。


El Negocio de la Música-2
著者:Paula Susaeta/Paco Trinidad
出版社:Fundación Autor, 2005

スペインの音楽産業に関して書かれた2冊組の本の2冊目。スペインの音楽産業シーンで活躍する20人のインタビューからなる。ここに登場する人の半分以上は、実際に一緒に仕事をしたことある人たちで、私も尊敬するやり手ばかり。主張が短く簡潔にまとまっているので、とても明瞭。ゆくゆくは私も、スペインの音楽産業の一旦を担えるようになりたい!と勇気づけられた1冊。




ジャズの歴史 - その誕生からフリージャズまで
著者:フランク・ティロー/訳:中嶋恒雄
出版社:音楽の友社(1998年)

フラメンコとジャズは、よく比較される。しかし、世界的見る、実際の音楽シーンでは、ジャズは市民権を獲得しているのに対して、フラメンコはまだワールドミュージックというカテゴリーのひとつに分類されることが少なくない。どちらもまだ歴史の浅い音楽だが、その違いはどこにあるのか?それを探るためにも、もう一度ジャズの歴史を復習しておきたかった。ジャズの生まれる前からのアメリカの音楽シーンから現代のジャズまで詳細に書かれた、秀逸な一冊!