Bag of Bones
著者:Stephen King
出版社:Pocket Books Fiction, 1999
久々に英語で読んだ小説はスティーブン・キングの骨の袋。推理小説&ホラー好きの私にとっては、やはり原語で読む小説は楽しい。今月、久々に英語の本を選んだのは、最近英語での読書をあまりしていないのが気になったから、というのが正直なところだが、やはり大好きなキングの作品を選んで良かった。キング特有のリアルな描写に引きつけられた。また近々別のキング選書も英語で読んでみたい。
私の尊敬するピーター・ドラッカー氏の晩年の著書。読み応えのある内容だった。この本の中で、ドラッカーはイノベーションのあり方を明確に定義している。天才はたしかに世の中に存在するが、それらの天才達にも、勤勉や忍耐、努力が必要と説いている。才能や創意だけでは、イノベーションはありえない。また、「ものづくりの技術が文明をつくる。だから技術のマネジメントが重要という理論」を具体例を挙げて説明していて面白い。
我々が普段目にする商品の裏側に、壮絶な歴史やドラマが隠れていることが知れて面白かった。長く愛される商品の中には、偶然生まれたものもあるが、それを育て上げ、絶え間ない改良を加えることによって、さらに完成度の高いものが出来上がる。それぞれの商品には、創業者や開発者の人間性や哲学が盛り込まれている様子が良く分かった。この精神を自分の仕事の指針にしたい。