2009年3月12日木曜日

かぼちゃのポタージュ



写真:輪切りで売っているかぼちゃ

先日、マドリードのレストランで食べたかぼちゃのポタージュが気に入ってしまったフアンさんのために、今日は手作りのかぼちゃのポタージュです。外食した時に美味しい!と思ったものは、原材料を味から分析して自己流に作るのが趣味。それを分かってるフアンさんもレストランでポタージュを飲んだときに私に目で合図。「これ、作ってね」。

さっそく、かぼちゃを購入。これは長細くて黄色の皮のかぼちゃ。輪切りになって売っています。殆ど種もないので、皮をむくだけで、そのまま丸ごと使えて便利です。

写真:角切りにしたかぼちゃ

さて、かぼちゃのポタージュには初挑戦です。レストランのポタージュは確かに美味しかったのだけど、多分鶏ガラベースなどを使っているのか、しょっぱめに仕上がっていました。私的にはかぼちゃは、あの自然な甘さを生かした調理法が一番!ということで、甘めのポタージュにレシピ改良です。

材料
かぼちゃ:500g
塩:少々
マーガリン:大さじ1杯

え?これだけ?というくらい簡単な材料ですが単純な材料の方がかえって素材の味が引き立ちます。かぼちゃはまず2cm程度の角切りに。沸騰したお湯で10分程茹でます。

写真:ミキサーにかける前のかぼちゃ

茹で汁をカップ1/2杯ほど残して、茹で上がったかぼちゃを取り分けます。ミキサー用の長細いカップに茹でたかぼちゃ、マーガリン、塩少々と茹で汁を加え、一気にかき混ぜます。

写真:ミキサーセット

ちなみに、今回登場のミキサーは、クッキング用の色んなミキサーがセットになった優れもの。スペイン語ではバティドーラといいます。スペインの家庭には、たいてい一家に一台ありスペイン料理を作る時にもよく登場します。

写真:完成!かぼちゃのポタージュ

そして出来上がったのが、こちら。かぼちゃのポタージュです。想像通り、かぼちゃの自然な甘みが充分に引き出されていて、なんともクリーミー。ボソボソ感があったら生クリームを入れようと準備もしていましたが、その必要は全くなく、栄養面からも満点のポタージュが出来上がりました。

でも、フアンさんが気に入っていたのは、甘めじゃなくしょっぱめのポタージュだったっけ。さてさて、フアンさんの感想は?「うん、こっちの方がおいしいや。お砂糖入ってるの?」いえいえ、お砂糖は入っていませんが、それほどあま〜い仕上がりでした。それにしても、スペイン人は猫舌が多い(と私は思う)。フアンさんもその典型なので、最初の一口の後は長らく冷ましてから食べてました。私はやけどする位アツアツの方が美味しく感じるのですが。そういえば、こんな諺もありました↓


*今日のことわざ*
No comes caliente, no perderás el diente.
(の こめす かりえんて の ぺるでらす える でぃえんて)

熱いものを食べなければ、歯を失わない。
熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに頂くという日本のお料理の基本精神には反する気がしますが、確かにアツアツのものを食べていると、健康に悪い!と皆からよく注意されます。でもやめられません。。。


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