2011年2月6日日曜日

アルマグロへの旅(その2)


写真:アルマグロのパラドール前で早朝のフアンさんと私

昨晩のワインはおかげさまで二日酔いにならず、清々しい朝を迎えました。今回は、宿泊のみのお得なプランでパラドールに泊まったので、まずは朝食をとるためにアルマグロのセントロ向かいます。

写真:アルマグロの街並。のどかな日曜の朝。。。誰もいない

この街の人が寝坊助なのか、日曜は誰も外に出ないのか、人っ子一人いない街並。朝食を食べられるか、僅かな不安がよぎるも、中央の市役所広場に向かう我々5人。


写真:市役所の広場。。。ほんとに誰もいない。。。

広場に着いても誰もいない。でも、カフェテリアやお店が少しずつ開き出して安堵。危うく朝食を食べ損ねるところでした(汗)。


写真:アルマグロ名産、レース編み

市役所広場にあるお店で、レース編みのデモンストレーション。スペイン語でレース編みはEncaje de Bolillos(えんかへ・で・ぼりーじょす)といいます。その優雅なデザインは中世の貴族達に大変好まれ、位の高い司祭さんもレース編みを身にまとっています。

ところで、デモンストレーションでは、超スピードで編み込んでいましたが、これはかなり高度な技術。スペイン語の más dificil que un encaje de bolillos(レース編みよりも難しい)と言う表現はここから来ているのですね。



写真:ほぼ貸し切り状態で街を散策

お店は開いて来たものの、観光客がいないので貸し切り状態。読書好きのフアンさんは何冊かの本を、私はコレクションしているデダレス(西洋指ぬき)を1個購入。



写真:ダイミエルの国立公園

さて、当初の予定では、今日はアルマグロのパラドールを出た後、コンスエグラのお城を見に行く計画でしたが、急遽予定変更。アルマグロのパラドールのすぐ近く(30キロ程)に、ダイミエルと呼ばれる国立公園があり、私はもちろん他の4人も来たことがないと言うので、そちらを訪問することに。


写真:壮大な自然が広がる

大自然に囲まれたこの国立公園、1年中開いていて入場料は無料。それでも、ビジターセンターにはここの自然を説明したミニ博物館、さらに詳しい公園のマップも無料で配布されているという素晴しい公園。


写真:尾瀬のハイキングコースのような木の橋が延々と続く

湿地に住む生物が、自然のまま保護されている国立公園なのです。その広さ、膨大すぎて、歩ききれませんが、一部が散歩コースになっていて、写真のような木の橋を渡って行けるようになっています。一部といっても、この橋何キロも続くので、順路に従って一通り巡ります。


写真:水面が輝いて、本当にキレイ。のぞくと魚が泳いでいる。

ここでも今日は殆ど観光客がいなくて、とてものどかなお散歩。風車は昨日も見たので、コンスエグラでなくこちらを選んで大正解でした。


写真:記念撮影(フアンさん撮影)

今日はなんと気温が18度まであがり、昨日にまして温かい(暑い?)一日になりました。冬物のコートは、この後脱ぎ、セーターも脱ぎ、手荷物がかなり増えます(笑)。


写真:鴨も間近に。。。© Carlo González

写真:見晴し台の休憩所で一休み

こちらは、小高い丘になった部分の見晴し台。地平線まで続くかのような、超壮大な国立公園が見渡せます。が、歩き疲れて小休止。今日は花粉がほとんどなくて、快適です。


写真:レストラン「メソン・エル・ボデゴン」

自然公園を何時間も散策した後は、ちょっと遅めの昼ご飯。ダイミエルの国立公園に来ることは予定していなかったので、レストラン情報も皆無。苦肉の作でカーナビで見つけたレストランが、なんと大当たり!スペイン皇太子も訪れたことのあるという、このあたりでは飛び抜けて有名なレストランでした。ラ・マンチャ地方の郷土料理に舌鼓をうち、また果てもない会話を続けて、デザート、カフェ、と続き、最後になってまた食事の写真を撮り忘れたことに気づいた私。いいんです。その分じっくり堪能させて頂きました。



写真:今日のお気に入りのツーショットはダイミエル国立公園で

1泊2日の小旅行でしたが、とってもリフレッシュできた素敵な旅になりました。中でも、この日訪れたダイミエルの国立公園でのひとときは、大自然に囲まれ、身も心も癒されました。




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