2009年2月27日金曜日

カンタオール石塚隆光!


写真:フアンさんと石塚さん@マドリード

フアンさんと私の友人でフラメンコのカンタオール(歌い手)の石塚隆光さんが、一昨日からスペインへ来ています。今回は、ご自身のCD制作のために一部の曲をスペインで収録するのが主な目的の録音旅行。フアンさんも、友人として石塚さんのCDにレコーディングすることになっています。どんな曲を収録するかはCD発売までのお楽しみ。

というわけで、2日間カニサレス邸に泊まり込んでのレコーディングとなるわけですが、腹がへっては戦が出来ぬ!まずは、マドリード市内で落ち合って、私のランキングではマドリードで最高峰のパエージャレストランに。見て下さい、この魚介たっぷりのパエージャ!


写真:マドリードで一番美味しいパエージャ


石塚さんは日本を代表するカンタオール。スペインでも公演を行ったりして注目を集めまています。その石塚さんと私の出会いは、なんと今を遡ること15年前!私が大学で所属していたフラメンコのサークルにカンテを歌いに来てくださっていました。私のフラメンコの大先輩であります。

石塚さんはカンテの他にギターも弾かれるのですが、彼がフラメンコギターをはじめるきっかけとなったのは、なんとカニサレスの演奏だったそうです!これにはカニサレス本人も私もビックリ。石塚さんが16歳の頃に聴いたカニサレスの演奏に衝撃を受け、以来カニサレスを信奉されているとか(笑)。私がカニサレスの音楽に出会うよりもずっとずっと前なんですね〜。

だから彼にとって、ご自身初のソロアルバムにカニサレスと共演というのは感慨深いことなのだそうです。私にとっては、フラメンコの大先輩である石塚さんと、夫であり尊敬するギタリストのカニサレスの共演というのは、それだけで感慨深い大事件です。しかも、レコーディングは我家のスタジオで。すなわち私が録音技師を担当させていただくのであります。

2日間の大奮闘の末出来上がった作品は。。。すごい〜!スゴすぎる〜!石塚さんの巧妙なメリスマと時に哀愁漂い、時に一気に爆発する歌声。。。それを支えながら盛り上げる、カニサレスの超絶リズムと音楽感!ここでご紹介できないのが本当に残念!です。

レコーディングでハイテンションになった二人は、そのまま朝までフラメンコ。カニサレスのギターに石塚さんのカンテ。それを側で聴いている私まで踊り出したくなるような、至福の一時でありました。フラメンコの醍醐味ってこれですね〜。



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