2010年12月30日木曜日

ラウラ・デル・ソルとの出会い

写真:ラウラ・デル・ソルさんと、マドリードの王立劇場前にて

ラウラ・デル・ソルさんは、私がまだ日本にいる頃に見たカルロス・サウラの『カルメン』にアントニオ・ガデスと共に出演していた女優でダンサー。憧れの人でした。

今年の王立劇場のニューイヤーコンサートにカニサレスが出演することになり、大喜びをしていた矢先、今年の司会者がラウラ・デル・ソルさんらしいという噂を聞いて、密かに楽しみにしていました。

前日までは、会ったら一緒に写真を撮らせてもらうぞ〜!と意気込んでいたものの、リハーサルの当日は朝からかなり忙しいスケジュール。身構える間もなく、運命のその瞬間が訪れました。劇場関係者と舞台袖口で打ち合わせをしていると、奇麗な英語で会話に入って来た人がいてふと振り向くと、なんとラウラ・デル・ソルさんじゃありませんか!こういう時って、とっさに頭が切り替わるもので、スイッチはスペイン語に早変わり。そして、1983年のかの『カルメン』の頃からのファンなのだと熱っぽく語ってしまいました。

ラウラさんはとっても気さくな方で、フランス人とご結婚されてパリにお住まいなこととか、彼との出会いの話など、プライベートな話題を惜しげもなく(?)話して下さいました。私もカニサレスとの出会いの話、今はマネージャーをしていること、スペインに住んで12年になること、等話すと「あなたが噂のカニサレスの奥さんでマネージャーの日本人のフラメンカさんね!」と言ってくれて大感激!

その後は、写真を撮る間もなくリハーサル、ゲネプロと進み、終わったのは深夜11時頃。疲れ果てて劇場の出口に向かうと、なんとラウラさんがそこにたたずんでいるではありませんか!これはチャンス!とすかさずフアンさんにカメラを渡し、念願の記念撮影。明日は頑張りましょうね!TOI, TOI, TOI!と言って別れました。

TOI, TOI, TOIって、ドイツ語でGOOD LUCKみたいな意味で、クラシックの世界では本番直前によく使われてます。フラメンコの世界では使われませんが、スペインでもクラシック世界では浸透しているんだな〜と実感。ラウラさんに出会えた素敵な1日でした。


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