2009年1月9日金曜日

トルティージャ・デ・パタタ



スペイン料理で唯一胸を張って作れるのがスペイン風オムレツ、トルティージャ・デ・パタタ。ジャガイモたっぷりで食べごたえのある卵料理です。家庭料理のため、各家庭によって多少レシピは違いますが、わたしのトルティージャは義母ペピータ直伝。

材料
ジャガイモ(大):4個
卵:4個
塩:少々
固形スープのもと:1個(お好みで)

じゃがいもは皮を剥いて、厚さ2mm程度のいちょう切りに。

写真:いちょう切りのじゃがいも

水気をよく切ってから、フライドポテトの要領でじゃがいもを揚げていきます。ポイントは、カラッと揚げすぎないこと。まだちょっとしっとりしている位のところで引き上げます。

写真:じゃがいも揚げてます

卵4個はたっぷり空気を含ませながらかき混ぜます。この空気の含ませ具合が、ふわっとしたトルティージャをつくる鍵になります。溶き卵に塩を少々と、すりつぶした固形スープのもとをまぜて卵の準備完了。固形スープをいれるのは私の発案ですが、味にコクがでるのでおすすめ。

次に、揚げたじゃがいもを、溶き卵のボールに混ぜ合わせます。この時、じゃがいもがアツアツのままだと、卵が固まってしまうので注意!最初の頃はここでよく失敗しました。

写真:ひっくりかえすまであと1分

フライパンにオリーブオイルを引き、あったまたところでボールの中身を一気に流し込みます。フライパンに卵がくっつかないように注意!あとでひっくり返せなくなります。これも経験済み。フライ返しでちょくちょく焼き面をなでてあげます。

ひっくり返すタイミングは卵の部分が半熟ぐらいになった時!フライパンの口よりひとまわり大きいお皿をフライパンにかぶせ、思い切って一気にひっくり返します。ひっくり返す時に躊躇すると、中身が流れ出てしかたなくジャガイモいりスクランブルエッグを食べるはめになります(何度も食べました。。。)

ひっくり返したら弱火にして、ふたをして全体に火が通るまで待ちます。竹串で刺してみて、すっと抜けたら出来上がり。

写真:完成!トルティージャ・デ・パタタ

カメラを準備している間に、ちょっとしぼんでしわが出来てしまいました(涙)。料理写真は難しいなあ。私のトルティージャを食べたフアンさんは、熱くてほくほくしながら「エスタ・ムイ・ブエナ!(超うまい!)」(←訳はやや誇張してあります)

というわけで、今夜はトルティージャ・デ・パタタでした(たっぷりしているので、メインディッシュでいけます)。