2008年12月31日水曜日

ノチェ・ビエハ(大晦日!)

写真:12粒のぶどう準備中

スペインの大晦日には、12時を知らせる鐘にあわせて12粒のぶどうを食べる習慣があります。日本で言えば、年越しそばのような、国民的行事です。来る年の幸福を祈って始められた習慣。その始まりは、1909年にアリカンテで採れすぎたぶどうを捨てるのが惜しくて、大人も子供も皆12時の鐘に合わせてぶどうを食べ、来年の豊作を祈ったというのが始まりのよう。ということは、今回で100周年のおめでたい習慣なのです!

私の住む、マドリード郊外の町では、今年も市役所が市民にぶどうをプレゼントするので、今日は夕方からその準備に呼ばれて行ってきました。けっこう几帳面にぶどうを水洗いし、1粒1粒数えながらプラスチックのシャンパングラスに入れていきます。ちなみにこのシャンパングラスは、年が明けてから、広場で振る舞われるシャンパンを飲む時に再利用される優れもの。

用意されたシャンパングラスは約1000個。ということは単純計算でも12000粒のぶどうをパッキングしていく、途方もない作業なのであります。ワイングラスを手に、煙草を吹かしながら、楽しくおしゃべりばかりが進むスペイン人グループ。。。集まった市役所の役員と有志10名の内、作業をしているのは約1名。効率的な作業重視の日本人的発想がいまだに拭えない私でありました。。。

写真:市役所前の広場も準備万端

何はともあれ、みんなからお褒めの言葉を頂き(笑)作業終了。家路に着く途中に広場に寄ってみると、こちらも作業完了していました。夜中になると、この枯れ木の山が壮大なキャンプファイヤーと化し、ここで「私が」準備したぶどうが皆に振る舞われるのです!


2008年12月29日月曜日

mixiな日々


ここ数日、mixiにハマっている。実は、mixiに招待されたのはもっと前のこと。でも、その使い方もメリットも良く分からずに放置すること約1年半。それが今になって、遅ればせながらのマイブームとなっているのです。

そもそもことの発端は、年の瀬になると何故か毎年訪れる「日本の友達どうしてるかな?」病。なんだかムショーに人恋しくなり、ふらふらとmixiワールドを散策中にであったのが、リアル・ワールドでもお世話になっている月刊誌パセオフラメンコの社長、コードネーム「しゃちょ」さん。

メッセージ送ったら、返事してくれるかな?と淡い期待を持ちながらマイミクリクエストと送ってみると、3秒後に返信が(は、はやいっ)!さっそく「しゃちょ」とマイミクになり、彼のマイミクリストからお友達ページにアクセス。。。すると!いるわいるわ。リアル・ワールドで知り合いの人たちがわんさか!居るではないですか。さっそくリクエストをたくさんの人に送り、ここから私のmixiな日々が始まったのでした。

ほどなく、しゃちょさんがカニサレス(本人のmixi)を「発見」して下さりマイミク登録。ここから劇的な展開が訪れたのです!しゃちょさんがご自身のブログで私たちを紹介してくださったのを皮切りに、全国各地からマイミクリクエストが殺到!カニサレスのコンサートに行ったことあります!カニサレスのCD持ってます!これから買います!など、涙を誘うようなコメントがいっぱい。

1年半かけて50位だった「足あと」が2日で1000を超えました。スゴイ、反響。一方、カニサレス本人のmixiには、「本物ですか?」の質問殺到(笑)。本人が、本人ですっ!というメッセージをスペイン語(訳:Mariko)で送りながら、こちらも爆発状態のメッセージの山。こんなに一気にファンレター(?)をもらったのは初めて!とご満悦の様子。ひとり、ひとりに直々のお返事を書いている姿には、私も脱帽。

こうしている間にもマイミクリクエストがどんどん来てます。
まだまだmixiな日々は続きそうです。






2008年12月25日木曜日

Feliz Navidad!

Feliz Navidad!
たくさんのクリスマスカード、ありがとうございました!
みなさん、素敵なクリスマスをお過ごしください。


我家で餃子

写真:餃子の中身

クリスマス・シーズンは、どうしても料理に凝りたくなります。普段、あまり家事をこなしていない分、昨日に引き続き今日も腕を振るって主人の大好きな餃子に挑戦!ひき肉も、長ネギ(プエロ)もキャベツ(コル)も普通に手に入りますが、餃子の皮はマドリードでは入手できないため、先日両親と妹が日本から持って来てくれたものを使いました。冷凍保存しておいたものを冷蔵庫で一晩解凍。そして、まずは実家に電話(笑)。料理はまだまだ苦手です。。。

写真:餃子完成!(見た目は。。。ですが味は◎)

そうして出来上がった餃子30個!お酢とラー油とお醤油でタレをつくりアツアツのうちに頂きます。大量に作りすぎたと思いきや、あったいう間に完食。明日は天ぷらに挑戦です。

2008年12月24日水曜日

クリスマス・ディナー

12月24日の夜は、スペインでは家族で一緒に夕食をとるのが習慣です。ここ毎年、クリスマスには、マドリードの自宅で、フアンさんと義理の両親と4人で過ごしています。

写真:クリスマスディナーの前菜

前菜には色んなものをちょっとずつ、色とりどりに作ってみました。

写真:フアンさんとクリスマス

今日のメインディッシュは、野菜たっぷりのパエジャ風ご飯と、イベリコ豚の焼肉。思いのほか上手にできて、気づいたら写真を撮るのを忘れていました(笑)。

2008年12月22日月曜日

カラコレス・パーティー

今日は、レリダ(カタルーニャ地方)から、友人が二人我家を訪れました。
ミケル(左)とジュイス(右)とは、3年前にレリダのフェスティバルで知り合いました。彼らは、フェスティバルの実行委員であると共に、ミュージシャンでもあります。

写真:ミケルとジュイスとサンタクロース

今回の我家への訪問は、半分仕事、半分プライベート。クリスマスも近いので、早々に仕事を終わらせて、その後はパーティを開いて盛り上がりました。
手みやげに持って来てくれたのが、レリダ名物、このブログでも紹介したカラコレス(かたつむり)。生きたまま、網の袋に詰まっています。
その重量1kg!

写真:レリダ名物カラコレスを調理中

まず、カラコレスを一匹ずつ、丁寧に少し湿らせた布で拭いていきます。
水洗いすると、後でかなり水っぽくなるので、ここが重要なポイント。
1匹ずつ、というのが、結構大変な作業です。しかも、ヌルヌルと動き回るので、さっさと拭いてあげなければいけません。その後、一匹ずつ、口の部分を上にしてフライパンに並べます。火をつけて、強火で20分。塩と胡椒を振りかけて最後にオリーブオイルをかけたら出来上がり。

写真:カラコレスとブティファラ

パーティーのメニューは、フライパン2つ分のカラコレスとブティファラ(腸詰め)。ニンニク入りのマヨネーズ、アリオリソースをつけて頂きます。
Qué aproveche!

2008年12月17日水曜日

マドリードのクリスマスツリー

写真:マドリード市内のクリスマスツリー

毎年クリスマスになると、マドリード市内にクリスマスのライトアップが施されます。しかし残念なことに、毎年その規模も、そしてなぜかセンスもどんどん悪くなっていきます。。。
しかし、今年のクリスマスに華を添えているのが、アトーチャ駅前にお目見えした、この電飾クリスマスツリー。高さはざっと30mはあります。
実は、スペインのクリスマスでは、クリスマスツリーを飾る家庭よりも、キリスト誕生の物語を箱庭にしたベレンを飾る家庭の方が多いようです。しかも、東方の3博士がやってくる1月6日をもって、クリスマスイベントが終了するため、年が明けてからもまだ明々とクリスマスの電飾が続くわけです。

2008年12月7日日曜日

ヒホン旅行

写真:ヒホンの夕べ(撮影:フアンさん)

今日からヒホンへ来ています。ヒホンはスペイン北部、カンタブリア海に面するアストゥリアス州最大の都市です。
レコンキスタの始まりと言われるコバドンガの戦いは、8世紀のここアストゥリアス地方での出来事でした。かつて世界史で習った事が、遥か昔ここで起きた史実だと思うと、なんだか感慨深いものがあります。
さて、今回のヒホンへの旅は、仕事とプライベートの両方を兼ねたもの。
ここで開催中の現代音楽フェスティバルの視察と、アストゥリアス州の劇場訪問です。今夜はちょっとオシャレをして、ヒホンの大聖堂でのコンサートに行ってきました。