2007年9月9日日曜日

CONCIERTO EN LERIDA

誕生日の感動さめやらぬままマドリードに戻り、昨日7日は再びカニサレスグループ一行とレリダを訪れる。地理的にはサラゴサとバルセロナの間ぐらいに位置する、アラゴン地方の古い都市だ。昨年から始まった「コンコルディア」という秋のフェスティバルに2年続けて出演。しかも今年はフェスティバルしょっぱなのコンサートでさらに気合いも入る。

21時開演。会場は満席。昨年は70%ぐらいの入りだったから、今年はグンとアップした。一度カニサレスのコンサートを聴けば、また聞きに来たいと思うのが人情だろう。そのくらい、凄い。さらに2日前にマラガでコンサートをこなしている分、今日はかなりのりが良い。地元テレビ局や新聞社のカメラマンも舞台を取り囲む。

昨年と同様、今回の会場は、レリダの小高い丘の上にあるセウ・ベジャという古い聖堂。コンサート用に内装は手を加えてあるが、古い石造りの柱や壁はそのまま残されているので趣がある。この丘から見下ろすレリダの街は絶景。マラガに引き続きなんだか最近「小高い丘」の上でのコンサートが多い気もするが。

(カラコレス=カタツムリ)の鉄板焼き。アリオリソースというニンニク入りのマヨネーズにつけて食べる。これが美味。昨年このフェスティバルに来た時に生まれて初めてカタツムリを食し、すっかり虜になってしまった。見た目はグロテスクだが長めの爪楊枝でうまく回転させながら取りだして、ひとたび口に入れるとかりかりとした触感ととろけるようなジューシーさが一度に味わえる。レリダには毎年5月にカラコレス祭があるとかで、みんなでカタツムリを採って、食べて、飲んで、騒ぐらしい。来年は5月に来てみるか。