2011年2月28日月曜日

Torrente 4





Hace 13 años, cuando llegué de Japón y bajé en el aeropuerto de Barajas yo apenas hablaba Español. Tenía 23 años. Hoy día ya hablo bastante bien el español (según me dicen), y entiendo hasta los chistes, pero el camino no ha sido fácil.

Desde mi punto de vista, para mayoría de los extranjeros, la gran dificultad no es exactamente aprender el idioma en sí, sino entender la filosofía y la idiosincrasia que hay detrás de todo.

Los chistes son muy buenos ejemplos. Aunque tú entiendes el cuento gramáticamente, si no entiendes la idiosincrasia, no te vas a reír con todos al final del chiste. He vivido muchas veces esa situación. Es una sensación bastante triste, ya que TODOS se están riendo menos tú… La peor situación es después del “remate” del chiste, alguien se da cuenta de que yo no lo había entendido, y me lo empieza a explicar otra vez… Este es el peor momento. Porque aunque me lo explique, no me voy a reír con vosotros. Porque ese chiste, muchas veces, no me hace gracia para reírme… De esas situaciones, he aprendido que el sentido de humor es un sentido común. Para reírme con ellos es necesario aprender lo que hay detrás de la cultura, y más allá que un simple “idioma”.
Mi material de aprendizaje eran 3 cosas. Y estas tres siguen siendo mi norte para seguir el “rollo” de los españoles. Os explico cuales son esas 3 cosas:

(1) Revista “El Jueves”
Había una época que esperaba que llegara el Miércoles, que es el día que sale esa revista. Su modo de criticar la actualidad y las noticias, está totalmente descrito desde el punto de vista de los españoles. No se cortan nada. Hasta los primeros ministros del mundo, los reyes del mundo, da igual quien sea para criticar. Si esto ocurriera en Japón, la editorial desaparece del mercado en seguida!

(2) Martes y Trece
Ese dúo de Josema y Millán es genial! Los temas en los cuales basan su humor son sobre las cosas cotidianas, y en esas cosas se refleja muchísimo la vida de los españoles en España. Cada dialogo era para mí, un texto para comprender España.

(3) Torrente
Cuando ví la película de Torrente por primera vez en el cine, no entendía por qué se reían todo el público a carcajada y en el mismo sitio. La verdad es que los diálogos son de “mala lengua”, bromas pesadas y mal gusto L Sinceramente, para mí era una barrera muy alta para entenderla y disfrutarla. También es cierto, que aquella época no dominaba el idioma, no entendía ni la mitad de lo que pasaba en la película. Unos años después, cuando salió Torrente 2, mi perspectiva cambió bastante. Esa imagen de Torrente + Cuco es idéntico a El Quijote + Sancho Panza! Aunque Torrente es un hombre guarro, feo, gordo y machista, pero es una persona adorable. ¿Nos reímos de Torrente, porque vemos muchos “Torrente” en los rincones de España?

Hace unos años, en la Gran Vía de Madrid, encontré a Santiago Segura, el “Torrente”. Yo me dedico al mundo de música y del arte y por suerte, conozco a muchos artistas, normalmente no me pongo nerviosa en este tipo de ocasión. Pero aquél día fue una excepción. Me fui corriendo a él y le dije “Yo soy su fan! Es un placer saludarle”. Y le regalé uno de los discos de Cañizares que siempre llevo conmigo. Él se sorprendió un poco porque de repente le saludó una japonesa en esta manera, me dio gracias con dos besos. No como Torrente, sino como un hombre gentil. Luego se acercó a la cafetería donde estábamos tomando un café Cañizares y yo en la terraza de la Gran Vía, y le dio otras gracias a Cañizares personalmente. Es una persona maravillosa!

El hombre que representa a España es un hombre amable, cortés y de buenos modales. Tengo ganas de ver la película de Torrente 4 que se a estrenar dentro de 2 semanas!



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2011年2月26日土曜日

サラマンカへの旅


昨晩、思いがけず低血圧で救急搬送されたこともあり、今朝は目が覚めるまで寝てました。おかげで充分に休息でき、最高の朝を迎えました。


写真:サラマンカのローマ橋とカテドラル

パラドールからサラマンカ旧市街までは歩いて15分程。快晴の今日はのんびりとお散歩から始めます。このローマ橋を渡ると、旧市街に到着。サラマンカの旧市街は、世界遺産にも登録されています。



写真:ローマ橋の麓にて(フアンさん撮影)


写真:カテドラルをバックに


写真:マジョール広場にて

お天気もいいため、大学生達が広場に陣取っていました。言わずと知れた、スペイン有数の大学都市、サラマンカ。私も学生時代、留学したいと憧れた大学です。


写真:ギフエロ産のロモとハモン

今日は起きたのが遅すぎて朝食のタイミングを逃してしまったので、観光は後回しでまずは腹ごしらえ。老舗のレストラン『エル・カンディル』へ。

RESTAURANTE EL CANDIL
C/Ventura Ruiz Aguilera 14-16, 37001, Salamanca
Tel: +34-923-217-239

まずは、ギフエロ産のハモンとロモの盛り合わせを注文。ギフエロとはサラマンカ県の都市で、スペイン有数のハモンやロモの産地です。ハモン・イベリコ・デ・ベジョータと呼ばれる、ドングリだけを食べて育った豚さんから作られたハモンは中でも高級品です。



写真:コチニージョ(子豚)のオーブン焼き

そして、こちらもこの地方の名物、イベリコ子豚のオーブン焼き。皮はパリパリで、なかはジューシーで柔らかいお肉です。


写真:サラマンカ産牛肉

サラマンカは、牛肉の産地としても有名。こちらは、サラマンカ産牛のサーロインステーキ。ボリュームも抜群ですが、噛んだ瞬間に口の中に広がる肉汁がたまりません。フアンさんと分け合いながらどちらも完食。



写真:貝の家

腹ごしらえの後は、サラマンカ市内観光。こちらは、その名の通り、壁中に貝のモチーフが装飾されたゴシック式の建物。1493年に建設されたというから、ちょうどコロンブスの新大陸「発見」の翌年。中も公開されていて、パティオから2階にあがれます。ちょうど、写真展が開かれていました。



写真:カテドラル前の広場で

いよいよ、今日のメイン、カテドラル訪問です。昨晩も来ましたが、閉まっていたので外観だけ楽しみ、中に入れるのを楽しみにしていました。サラマンカにはコンサートで何度か来たことがありますが、なんと、この市のシンボルとも言えるカテドラルに入るのは今日が初めて。


写真:カテドラル・ヌエバ(新大聖堂)の内部

サラマンカのカテドラルは、新大聖堂と旧大聖堂がくっついています。こちらは、16〜18世紀にたてられた、ゴシック式の大聖堂。200年もの歳月をかけて建てられたとは、感無量です。


カテドラル・ビエハ(旧大聖堂)内部

新大聖堂が、旧大聖堂に繋がっています。こちらは、12世紀〜13世紀に建てられた、ロマネスク式の大聖堂。入場料4.75ユーロを支払います。写真は、旧大聖堂のレタブロ。日本語では何というのでしょうか?祭壇(Altar)の後ろ(retro)にある板(tabula)から来ている言葉だと昔聞いたことがあります。とにかく見事なレタブロです。



写真:旧大聖堂の塔

旧大聖堂は、さらにもう4.25ユーロ払って、塔の部分まで登ることが出来ます。登って大正解!見下ろすサラマンカの街も素敵だし、大聖堂の外壁の細かなデコレーションを間近で堪能できました。



写真:今日のツーショット

今日の記念のツーショットは、サラマンカの旧大聖堂をバックに。楽しいサラマンカ散策でした。



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2011年2月25日金曜日

トルデシージャスへの旅


今日は、バジャドリードとサラマンカで仕事の打ち合わせがありました。それなら、夜はサラマンカのパラドールに宿泊して、週末サラマンカを散策しよう、という一石二鳥のプラン。朝早くマドリードを出発。午前中の仕事を片付けてから向かったのが、ここ、トルデシージャス。


写真:トルデシージャスのパラドール

トルデシージャスは、人口8千人程の小さな街。しかし、高校で世界史選択(←古いっ)だった私には馴染みのある名前です。コロンブスの新大「発見」以降、ラテンアメリカの領土を取り合っていたスペインとポルトガルが分割方式を決めた「トルデシリャス(トルデシージャス)条約」が結ばれた地です。これを習った頃は、まさかいつか自分がその地を訪れるとは思ってもみませんでした。

写真:パラドールのカフェテリアで遅めの昼食

このパラドールには4年程前にも来たことがあります。そのとき食べたモルシージャの味が忘れられず、サラマンカとバジャドリードの中間地点にあるこのパラドールに寄り道、というわけです。


写真:ハモンとご当地名産のチーズ

濃厚なお味のチーズ、そしてハモン。これは外せません。

写真:モルシージャ・デ・ブルゴス

一般的にモルシージャというと、豚の血とひき肉を腸詰めにしたものですが、モルシージャ・デ・ブルゴスというのは、お米を一緒に腸詰めにしたもの。説明も、見た目もグロテスクすぎるので、渡西以来ずっと敬遠していましたが、4年目の初チャレンジ以降病み付きに。やはり、食わず嫌いはいけません。


写真:サラマンカのパラードルからの眺め

腹ごしらえのあとは、サラマンカに直行。パラドールにチェックインしてお部屋のカーテンを開けるとこの景色。ライトアップされたカテドラルがあまりに美しく、急遽予定を変更してカテドラルまで散歩に出ることに。


写真:夜のカテドラル

もちろん、この時間もう既にカテドラルの中には入れませんでしたが、外観だけでも十分。ロマンチックな夜景を堪能。






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2011年2月24日木曜日

隠れ家的なレストラン(マドリード)


今日は、年越しパーティー以来、久々にフアン・アンヘルとコンチャに会い、ゆったりとした優雅な会食。フアン・アンヘルはエル・パイス紙の超有名な音楽評論家。でも、カニサレスとフアン・アンヘルは、評論家&アーティストという枠を遥かに超えた友情で結ばれています。


写真:フアン・アンヘルとコンチャと共に(フアンさん撮影)

フアン・アンヘルとコンチャは、年末の王立劇場でのコンサートの後、年越しパーティーを企画してくれました。カニサレスのグループのメンバーとその家族も全員招待してくれる懐の深さも、この夫婦の素晴しいところです。

フアン・アンヘルは、超グルメで世界中の美味しい、隠れ家的なレストランをたくさん知っています。スペイン国内でも、毎回違ったレストランに連れて行ってくれ、私たち夫婦もいつも楽しみにしています。

余談ですが、『エル・ブジ』というスペインを代表する超有名レストランが、来月の13日をもって閉店しますが(←とても残念です)お二人は、レストランのオーナーと盟友で、閉店前夜の最後の晩餐に呼ばれているとか。う、うらやまし〜!



写真:パンの盛り合わせからスゴイ

ここでも、フアン・アンヘルは、オーナーのノルベルトと旧知の仲。おかげで、メニューにはないメニューが次々と出てきます。

ちなみにこのレストラン、通りからはまったく想像がつかない、というか、知らなかったら絶対に通り過ぎてしまいます。。入り口にもベルはなく、鍵がかかっていて、大きな鉄状のドアノックを叩くとドアを開けてくれるという仕組み。まさに隠れ家的なレストランです!



写真:ノルウェーのサーモン

オーナーのこだわりで、ノルウェーからサーモン等の魚介類を直輸入する徹底ぶり。とろけるような舌触りは、これまでに経験したことのない美味しさ!


写真:ボガバンテのスパゲティー

奇しくも昨日のブログでも紹介したボガバンテ。スペインの伊勢エビ、みたいな大エビ。ここでのサーブの仕方は一風変わっています。このあと、うs薄切りにされた生のボガバンテが登場。この熱々の銅板の上で、パスタと絡めるように調理して行きます。生クリームを使った魚介クリームが繊細なパスタと絡み合い、そこにボガバンテのコリっとした触感が。。。芸術的な料理です。



写真:野菜たっぷりのパエージャ


こちらは、アーティチョークをメインにしたや野菜のパエージャ。その他にも、豆類も豊富に入っていて、さっぱりとした味わい。口に入れた瞬間にそれぞれの素材の味が、1つずつ確認できる程、自然の味を活かした風味なのです。いったいどうやって作るんだろう?

格調高いグルメな夜を演出してくれたフアン・アンヘルに感謝!





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2011年2月23日水曜日

ビセンテ・カリージョのギター工房(その3)


写真:カサシマロ(クエンカ県)

ここ数ヶ月、何度となく足を運んでいる、クエンカ県の小さな街カサシマロ。人口なんと3500人足らずのこの街は、古くからギター職人の街として有名で、たくさんのギター工房が軒を連ねています。


写真:ビセンテ・カリージョの工房外観

その中でも、歴史の古いビセンテ・カリージョのギター工房。このブログにも何度か登場しました。



現在のビセンテに至るまで、なんと7代も続く老舗。昨年、スペイン産業省が主催する国家工芸大賞という栄誉ある賞を受賞したビセンテ・カリージョ。フラメンコギター、クラシックギターの他に、リュートやバンドリンなど、様々な弦楽器を製作しています。



写真:ギターの微調整

今日の訪問の目的は2つ。まずはじめは、12月に完成し、2ヶ月間弾き込んだクラシックギターの微調整です。このギター、正確にはクラシックとフラメンコのハイブリッドギター。フラメンコギタリストのカニサレスが、フラメンコのテクニックや特製を活かしながらクラシック作品を演奏する為に特別に考案されました。5月1日のベルリンフィルとの共演の為の特注ギターなのです。カニサレスの演奏の特性を熟知したビセンテ・カリージョがカニサレス用に製作してくれたおかげで、ほぼ完璧の出来なのですが、凡人の私にはその差が分からないような細かな直しを入れています。


写真:新しいフラメンコギター

そして、もうひとつの目的はこちら。カニサレス特注のフラメンコギターがとうとう完成しました!何度もこの工房に足を運び、細かな調整を重ねてきたこのギター。素晴しい出来上がりです。カニサレスも大満足!


写真:ハモンとケソ・マンチェゴ

工房での作業を中断して、隣町で昼食。カサシマロのあるカスティージャ・デ・ラ・マンチャ州は、スペインでも有数のチーズの産地。この辺りのチーズはケソ・マンチェゴと呼ばれます。濃厚で深い味わい。


写真:エビとチーズの包み揚げ

このレストランの名物、エビとチーズの包み揚げ。揚げを縛ってあるのはニンニクの茎。しつこくないニンニクの味が、とろけるチーズと混ざって絶妙のお味。惜しみなくエビがゴロンゴロンと入っているのも嬉しい!


写真:ボガバンテのパエージャ

私の今日のメインはボガバンテ(スペイン版伊勢エビ)のパエージャ。正確にはArroz Meloso(あろす・めろそ)という料理。パエージャよりも汁気の多い、日本で言えば雑炊のような米料理です。大きなボガバンテが丸々1匹ついて来て、プリプリの身がたまりません。


写真:今日のツーショット

今日のフアンさんとの記念の1枚はこちら。クラシックギターの微調整と新しいフラメンコギターの試し弾きを終えた直後の満足顔です。



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2011年2月22日火曜日

スペイン語が英語を超えた日〜思考と言語〜


東京外国語大学スペイン語科卒業。。。という一見「外国通」っぽいタイトルとは裏腹に、13年前マドリードの空港に降り立った時の私のスペイン語はかなりひどいものだった。4年もの間いったい何をしていたんだろう?とかなりへこんだ時期もあった。日常生活を送るのに不自由を感じたこともあった。人に会うのが面倒なこともあった。自分の言いたいことが上手く伝わらない時のもどかしさ、相手が何を言っているのか全く分からない恐怖感もたくさん体験した。今思えば、闘いの毎日だった。

いまでこそ、日本語を話さない日はあっても、スペイン語を話さない日はないから、さすがにスペイン語で話すのが億劫ではなくなった。でも、読書に関してはスペイン語より英語、とつい最近まで思っていた。事実、この13年間を振り返ると、英語で読んだ小説はたくさんあるのに、スペイン語ではほんの僅かだ。

スペイン語は毎日使っているとはいえ、今の生活の中では英語だって日本語よりは使っているし、学習をはじめた年齢も、学習期間も、圧倒的に英語の方がスペイン語より長いから、それは当然だと、漠然と思っていた。

でも最近、ふとした拍子に、自分の英語のアクセントが気になった。イギリス人に囲まれて話していると、イギリスアクセントに引っ張られ、アメリカ人と話すと、アメリカンになる。私の知り合いの中には、イギリスとアメリカのアクセントを自由自在に操って、話す相手によって器用に使い分けている人もいるが、私の場合は決してそうではない。

一方で、スペイン語の場合は、ちょっと事情が違うことにも気がついた。メキシコ人と話しても、アルゼンチン人と話しても、ペルー人と話しても、私のちょっとアンダルシア訛りのカステジャーノはアクセントが変わらないのだ。

気になりだすと、色々気になる。
ひとりで考え事をする時は何語で考えているんだろう?
夢の中では何語で話しているんだろう。。。?

考え事をする時は、考える内容について考えているから、自分が何語で考えているかを考えている余裕がない。でも今朝「まず洗濯物を干して、その後ゴミ捨てをして、それから郵便局に行こう」という予定を、スペイン語で考えていたことに、ふと気がついた。誰と話すわけでもなく、声に出すわけでもなく、ひとり頭の中で考えているわけだから、何語でもいいはずなのに。どうやらスペイン語で考えている、らしい。

人間は、思考する時には必ず言語を用いるという。私はバイリンガルではないし、私の母語は日本語だから、英語もスペイン語も、どんなに一生懸命頑張っても外国語という枠を超えることはない。それなのに、スペイン語でものを考えているという事実は、興味深くあると同時に、重く受け止めるべき問題でもある。なぜなら、語彙力も表現力も日本語と比べれば遥かに劣る外国語で私の思考が構成されるということは、私の思考の範囲と深さが、たとえ無意識のうちにとはいえ、極端に狭まることを意味するからだ。

ところで、気づいてみればこういうちょっとした予定さえ、英語で考えることは普段ほとんどない。読書に関しても、スペイン語で読むのはちょっと苦手、というレッテルを自分に貼り付けていたのかもしれない。実際、去年は一気にスペイン語での読書量が増え、スペイン語で読む楽しさが分かって来た。新聞、雑誌、小説、そして実用書を読むにしても、以前のように「身構え」ることなくなった気がする。この13年の間に、自分の中でスペイン語が英語を追い抜いたことは、どうやら事実のようだ。

でもここで大事なのは「スペイン語で用が足りるんだ」と思い違いをしないこと。私の母語は日本語で、それ以外あり得ないということの再認識。日本語の読書量も増やして、奇麗な、正しい日本語を使うように気をつけること。さらには新しい言葉の流れにも、取り残されないようにすること。ネットを見ていると、時々全く意味不明の日本語が出て来て焦ることがある。自分は絶対使わないような若者言葉さえ、意味ぐらいは知っていた方が絶対にいい。



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2011年2月21日月曜日

セルバンテス文化センターの図書館


スペイン文化関連の情報がほしいなら、セルバンテス文化センター(Instituto Cervantes)が便利。世界中44カ国78都市に展開していて、数年前には東京にもセンターがオープンした。その施設数は年々増え続け、2010年には、78都市のうち63都市までが独自の図書館を完備するに至った。これはスゴイ。

今から2週間程前、2010年の業績と2011年の展望を紹介する報告会がマドリードのセルバンテス文化センター本部で開催され、私も参加して来た。その中で紹介された、図書館プロジェクトに感銘を受け、私も何か出来ないかと考えてみた。


写真:マドリードのセルバンテス文化センター

そこで思いついたのが、カニサレスのCDを寄贈するというプロジェクト。セルバンテス文化センターなら、スペインやスペイン語に興味のある人たちが集う場所だし、なにより、スペイン文化を普及させる為の国の施設だから、カニサレスの音楽をより多くの人々に聴いてもらうにも、これ以上ないほどいいアイデアに思えた。

さっそく、カニサレスに相談。彼もより多くの人に音楽を届ける1つの手段として、CD寄贈はなかなかいいプロジェクトだと評してくれた。

それならば善は急げ。その日のうちに、マドリードの本部に電話をかけてみたが担当者不在(スペインではよくある)。それでは、と、全世界のセルバンテス図書館をまとめるマドリード本部のディレクターに思いの丈を込めたメールを送ってみた。

するとほどなく、感謝の意が込められたメールが届いた。是非お会いしてお話ししたい、とのこと。


写真:マドリードのセルバンテス文化センター

カニサレスはなにかと忙しいので私がアポを取り、今日、ディレクターにお会いして来た。彼女は、カニサレスのコンサートにもいらしたことがあり、CDもプライベートコレクションされているほど、カニサレスの音楽にも熟知されている。セルバンテス文化センターとしては、なるべく多くの図書館に本やCDを取り揃えて行きたいが、予算の問題もあり、全てが思い通りにはいかないと言う。だからこそ、カニサレスのようなフラメンコやスペインの音楽を代表するミュージシャンが、自らのCDを寄贈して下さることに、セルバンテスセンター一同、とても感謝しているというお言葉をいただいた。

これから1ヶ月のうちに、全て準備を整え、各国へと郵送されることになる。まだまだ色々な手続きは残っているが、アイデアが形になる1歩を踏み出せたことに、今日はとても満足。


写真:この格言は素敵

マドリードを歩いていて見つけたこの広告。
La perfección no existe. Aun así hay que buescarla.
(完璧は存在しない。それでもそれを追い求めなければいけない)

その通りだと思います。




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2011年2月18日金曜日

第1回マドリード女子会開催!


先月初集合したマドリード在住の学生時代の友人達。今回は、旦那衆抜きで、3人で女子会を開催。マドリード北部の中華料理店Casa de Leeにて集合。

2人の子持ち令夫人の英子は、フラメンコレッスン後大きなバッグを抱えて登場。そしてやや遅れて仕事上がりのキャリアウーマン美貴子ちゃんは、お似合いのロングコートを翻して登場。いったい何の話をしたのかさえ忘れてしまうくらいたくさんの話題で盛り上がり、最終的に、こういう集まりはやっぱ最低月1は必要だよね、ということで満場一致。

仕事抜きで、しかも日本語で弾丸トークは、超久しぶり。本当にリフレッシュした2時間でした(あっという間だった)。で、うかつにも写真を撮るのを忘れた!カメラは持っていたんだけど。次回は必ず撮ります。



写真:王立劇場外観

楽しかった女子会の後は、今週最後の仕事。王立劇場で5月のコンサートの打ち合わせ。綿密な打ち合わせや会合が多くて、近頃よくこの界隈まで足を伸ばします。



写真:王立劇場横の音楽店ムシカル・オペラ

王立劇場周辺は、音楽関連の専門店が建ち並びます。このお店ムシカル・オペラは、楽器だけでなく、楽譜の取り揃えが豊富で、よく利用するお店。今日もピアノ楽譜を4冊購入。カニサレスがギター用に編曲する下準備のため、楽譜探しと浄書(音符をパソコンに打ち込みmidiを作成する)は私の日課です。


写真:お気に入りのカフェ・オリエンテ

王立劇場横の、王宮を渡せる素敵なカフェがここ、カフェ・オリエンテ。昔この近くに住んでいたときは毎日のように本を片手に午後の紅茶を飲みにきていました。優雅だったあの頃が懐かしい!



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2011年2月17日木曜日

ベルリンへの旅(その3)


写真:バイオリニストのラケル・リベラと

せっかくベルリンへ来たので、ラケルと再会。彼女はスペイン人のバイオリニストで、4年前からベルリンをベースに活躍してます。時々スペインにも演奏に来るので、お互いの都合がある時はランチやカフェをしますが、今回会ったのはかれこれ半年ぶり。相変わらずエネルギッシュに活躍していて、元気をたくさんもらいました。


写真:路面電車の線路

ベルリンは、地下鉄、バス、路面電車など、公共交通網が発達しています。でも、路面電車には踏切とかないし、線路のある交差点は運転が難しそう。タクシーに乗ってた時も、ちょっとヒヤヒヤしました。が、こちらの人たちは慣れているようです。


写真:シルク・ド・ソレイユの看板

私たちの大好きなサーカス、シルク・ド・ソレイユの『アレグリアス』が近くベルリンにやってくるようです。『アレグリアス』を初め、シルク・ド・ソレイユの演目は殆どDVDでコレクションしています。実は私たち、DVDばかりでまだライブを見たことがなく、今年の5月にマドリードで『コルテオ』を初鑑賞の予定。

写真:ベルリンのテレビ塔

今日はお天気もいいので、テレビ塔に登ることに。塔の高さは368メートルと、東京タワーより高く、ヨーロッパでも4番目に高い建造物。小さなエレベーターが2基しかなく、入り口は外まで続く長蛇の列。待つこと1時間30分(よくフアンさんが我慢してくれました)。ようやくエレベーターの順番が回って来て、写真の球の部分ある展望台まで登ります。その高さ204メートル。

写真:ベルリンテレビ塔からの眺め

待ち時間は長かったけれど、上についてみるとそれほどの人ごみでもなく、ゆっくりとベルリンの街を眺めることが出来ました。晴天のおかげで、遠くまで景色が広がり、開放感がありました。もう1つ上の階は、回転式のレストランになっていますが、お昼を食べたばかりなので、フ展望階でフアンさんとのんびりカフェタイム。



写真:フアンさんに顔がそっくりなピノキオ?のおもちゃ

テレビ塔をおりて、ショッピング。この木のおもちゃのお店の入り口のピノキオ(?)はフアンさんにそっくり(笑)。家にも1つ買って帰りたかったんですが、大きすぎて持ち帰れないので断念。



写真:もう一人のピノキオ(?)と記念撮影

小物を売っている小さなお店が立並ぶ通りを抜け、どんどん歩いてカテドラルに到着。



写真:ベルリン大聖堂

ベルリン大聖堂はプロテスタントの教会。今から100年程前に建てられましたが、第2時世界大戦の空爆で消失。今の姿に再建されたのはたった20年前のことだそう。


写真:大聖堂の内部
写真:大聖堂の天井


写真:立派なパイプオルガン

大聖堂の中で座っていると、徐に牧師さんが現れ、なんとミサが始まりました!ドイツ語のミサなので、何を言っているのか良く分かりませんが、周りにいる人たちに合わせて、立ったり、座ったり。。。すると、突然パイプオルガンが響きはじめました。ものすごく広い聖堂内にバッハの曲が流れます。


写真:ミサ後、フアンさんと記念撮影

ところで、スペイン語でパイプオルガンは、単に「Órgano」と言います。ドイツ人も単に「Orgel」でパイプオルガンのことを指すと言っていました。こちらでは「パイプ」とわざわざつけないようです。日本語で「オルガン」というと、パイプの部分のない、学校の教室でよく見かけたあれを指しますよね?イギリスにあれ(←日本語でいう、いわゆるオルガン)は「Reed Organ」だと教わりました。あ、そういえば日本語でもリードオルガンっていいますね。でも、リードオルガンをスペイン語で何というかが、今のところ謎。誰か知っている人がいたら教えて下さい。


写真:最後にロウソクを献灯

スペインでは、最近お金を入れると電球が点灯するスタイルが主流ですが、ここでは昔ながらのロウソク。こちらの方が雰囲気があって素敵です。

本当は世界遺産にもなっている博物館島にも行きたかったけれど、人が多すぎて、時間もなくて次回までおあずけ。とはいえ、今回は少しだけベルリンの街を観光できて良かった。




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