2012年1月31日火曜日

2012年1月のDVD鑑賞記録





1月のDVD鑑賞記録をTogetterより引用してみました。
まだ、Togetterの使い方が良く分からず、アイコンの大きさが統一されておらず、ちょっと見辛いのが難点。少しずつ克服していきます。

今月は11作品。不定期ですが、3日1本というなかなかいいペースです。
クラシックなものから新しいものまで、あまり節操がありませんが、その都度楽しめました。気に入った監督の作品は、年代ごとに続けてみるといいですね。

ちなみに、今月のDVDは「おくりびと」以外はすべてスペイン語の吹き替えバージョンで鑑賞。もう慣れましたが、やはり日本語で日本映画をみると、落ち着きます。

2月は、キシェロフスキー監督とスコセッシ監督をクローズアップしたいと思います。








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2012年1月28日土曜日

3時間のコンサート鑑賞!シェーンベルクの夜@マドリード国立音楽堂



行って参りました。シェーンベルクの夜。フランスの有名なカルテット「ディオティマ」による、シェーンベルクの弦楽四重奏の全演奏(4作品)。開演は夜の10時半。途中10分の休憩を挟んで3時間以上の公演。劇場を後にしたのは深夜2時を回った頃でした。

写真:マドリードの国立音楽堂 

この音楽堂では、来月カニサレスも公演を控えています!


写真:今日のプログラム

今日の公演は、なんとスペインで初の、シェーンベルクの弦楽四重奏全演奏という壮大なプロジェクト。断片のみ残っている物を除く、4作品を一挙に披露。シェーンベルクの音楽的発想の移り変わりが時系列でよくわかる、素晴しいコンサートとなりました。


弦楽四重奏第1番は、4つの楽章からなる45分程の作品ですが、驚くことに、それぞれの楽章の切れ目がほとんどなく、45分間演奏しっぱなしという大作。この頃のシェーンベルクは、まだ調性音楽の粋を出ていませんでした。だから、ニ短調という調が存在するのですが、とはいえ、その後の無調性音楽を伺わせる旋律が繰り返される曲でした。


弦楽四重奏第2番。これがシェーンベルクが、無調の音楽を確立した作品、と言われている作品です。弦楽四重奏とはいえ、4楽章のうち、最後の2楽章はソプラノがはいるという構成です。一応、嬰ヘ短調という調が存在しますが、第1番と比べても更に無調感が明らかになっています。ただ、美しいメロディーも所々に存在し、印象期には「無調を確立」というより「無調への過渡期」の方が正しい表現のような気がしました。とはいえ、ストラヴィンスキーの『春の祭典』が問題作品と観られ暴動が起きるような時代、この作品の斬新さといったらなかったでしょうね。


休憩を挟んで弦楽四重奏第3番。これは、前作第2番から約20年後に作曲された作品。既に調性は存在せず、従って、耳に残るメロディーなどもなく、通常の音楽感が破壊されたような作品。それなのに、この4つの楽章が、なんとなく統一感をもって聴こえるのは、この作品が12音技法(ドデカフォニー)を用いた作品だからなのです。ドデカフォニーは、複雑ですが、簡単にいうと、12音を均等に用いる為に、音列をつくり、その音列に従って作曲して行くのです。それにより、得られる統一感をさして、後にヒンデミットはこのドデカフォニーも一種の調だと主張しました。この話は、話し出すと切りがないので、続いての作品へ。


弦楽四重奏第4番。これは、第3番からさらに10年程後期の作品です。いつも思うのですが、第3番と第4番を比べると、第4番の方が分かりやすい、というか、しっくり来る感じがするのです。シェーンベルクがこの時既に無調の音楽の真骨頂に達していたからなのか、それともこの頃ナチスに追われてアメリカに移住しはじめていたからなのか。理由はともあれ、聴きやすいのです。例えば、第3楽章の始まりの部分などは、調性音楽に戻ったかのような、ロマンチックさが一瞬漂うし(とはいえ、無調ですからすぐに灰色の世界に引き戻されますが)。


3時間という長い公演でしたが、シェーンベルクの音楽の遍歴を辿れる、素晴しい一夜でした。




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2012年1月23日月曜日

今更ですが、今年の抱負!今日はチャイニーズ・ニューイヤーだもの!






今年は、慌ただしくしているうちに、1年の抱負を立てる機を逃してしまったので、いまさらですが自分の為に記しておきます。今日はチャイニーズニューイヤーということで、気持ちも新たに、2012年の抱負です。



(1)夏の富士登山。登頂目標!

人生で4度目の富士登山。前回2006年に挑戦した時は、悪天候で8合目で引き返し、登頂断念。あの時引き返した勇気は、自分でも良かったと思うけれど、やはり悔いは残っています。今年は、是非登頂したい。その為には、トレーニングも欠かさずに。


(2)一昨年挫折したイタリア語。今年こそ!

ここ数年、始めては挫折を繰り返している語学。ドイツ語、イタリア語、フランス語。。。どれも中途半端で身に付いていないので、そろそろ本気を出さないと、このまま一生できない気がしてきました。まずは、昨年の最後にようやく軌道に乗り出したイタリア語を続けることから!


(3)映画

昨年は特に、結構観てるつもりで、全然観てなかった映画。今年はもう少し色んな作品を観てみたいと思います。具体的な目標は、毎週2本は映画のDVDを、月に1度は映画館で映画鑑賞を。これで、年間約120作品程観られるかな。昨年末にセールで大人買いしたDVDが山のようにあるので、当面ストックは大丈夫そうです。


(4)旅行

昨年は、新しい国にひとつも足を踏み入れられなかったのが残念。今年は是非新しい国、5カ国くらいは行ってみたい。まだ行ったことの無い世界遺産も10カ所位はまわりたい。スペイン国内にも未踏の世界遺産がまだまだたくさん!パラドールにも積極的に泊まりに行きたい。


(5)読書

量だけこなせば良いというものではないけれど、今年は最低年間100冊を目指したい。日本語で読むのが圧倒的に楽で楽しいけれど、意識してスペイン語、英語での読書量も増やしていくこと。


(6)料理と家事

あまり得意ではないお料理と家事にももう少し時間を割く!特にお料理は、レパートリーをもっと増やしたいと思います。和食も、スペイン料理も。特にスペインの豆料理は、習得するのに時間がかかりそうだけど、諦めずに。。。


(7)運動

富士登山にも関わってきますが、毎日の運動を出来るだけ続けて行きたい。運動、苦手です。だいたいいつも、始めてはやめ、やめては始める。1月も終わりに近づいているので、今日からスタート。まずは簡単なジョギングから基礎体力作り!


(8)体質改善の為の努力!

これまで、東洋医学(?)は正直なところあまり効果がないだろうと思っていました。が、昨年末から飲みはじめた「クマザサ」が思いいがけず効果をあげていて、ひどかった蕁麻疹の症状がどんどん良くなって来ています。その他にも飲み始めたサプリメント、健康を考えた食生活は、自分の為に続けていこうかと思います。短くなりがちな睡眠時間、不規則になりがちな生活も改善して行くことが、最終的に体質改善に繋がるはず。頭では分かっているはずの「身体は資本」を本当の意味で理解すること。


(9)「パクチー嫌い」を今年こそ克服!

嫌いな食べ物は基本的にないのですが、この世の中で、どうしても口に出来ないもの、それがパクチーなのです。嫌いなものを克服するのは、1つの挑戦だと思うので、今年はなんとかパクチー嫌いを克服すべく、パクチーを使った料理に手を出して行こうかと思います。幸い、周りにパクチー好きな友人がたくさんいるので、良いお知恵を拝借しながら頑張ります。


(10)フアンさんと仲良く!

夫婦円満には、お互いの努力が絶対必要だと思うので、目標のひとつに!





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2012年1月22日日曜日

マドリードで祝うチャイニーズ・ニューイヤー!



今年の旧正月は1月23日。ということで、大晦日にあたる22日にマドリードの中華料理店で盛大なパーティーがあり、フアンさんと私も招待して頂きました。


写真:レストランスタッフの挨拶 


いつもの、なじみの店員達も今日は少しテンションが高く、お祭りムード。中国語での歌の披露や、くじ引き、ミニ書道教室があったりと、イベントムード満開です。そしてなにより凄かったのが、お料理!食べきれない程のお料理が、次々に並べられていきます。


写真:豆腐とピータンの前菜 

写真:イカとセロリの炒め物 

写真:(私の為に特別に!)お寿司

写真:海藻サラダとサーモン 

写真:小龍包と海老餃子 

写真:チーズと海老の包み揚げ 

写真:焼き鳥 

写真:海鮮鍋耙(海鮮おこげご飯)

写真:あんかけ焼きそば

写真:牛肉の炒め物 

写真:海老の炒め物

写真:アヒルの照り焼き 


写真:招き猫 


お腹いっぱいお食事を頂いた後、くじ引きタイム。
この金ピカ招き猫が当たりました!


写真:お年玉をもって今日のツーショット


紅包に入ったお年玉まで頂き、至れり尽くせりの一夜。
素敵な旧正月となりました。


恭喜發財!
(ゴンシー・ファーザイ!)


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2012年1月6日金曜日

ロスコンを食べて祝う「レジェス・マゴス」・長〜いクリスマスシーズンも今日で終わり!




1月6日は、レジェス・マゴス(東方の三博士)の日。クリスマスにイエス様が産まれたことを知った東方の三博士が、らくだに乗ってお祝いにやって来たというお話に基づく祝日。スペインでは5日の夜にレジェス達が子供達の枕元にプレゼントを届けてくれます。


 写真:カルボン・デ・レジェス


でも、プレゼントをもらえるのは、一年間いい子にしていた子供だけ。悪い子には、カルボン(石炭)を置いて行くと言われています。スペインで小さな子供をしかるとき、「レジェスにカルボンをもらうよ!」という言い方をするのは、ここから来ています。


写真:石炭を真似たお菓子 


で、これは、その言い伝えの石炭を模したお菓子。お砂糖で出来ています。


写真:パーティーの準備完了!


この日は毎年、家族でパーティーを開くのが慣しで、今朝も早くからお料理作りと準備に張り切っていたのですが。。。フアンさんが、ご両親を迎えに行くとなんともうお昼ごはんを済ませたとのこと。なんも残念な手違い!


写真:ま、いっか(笑) 


ということで、今年は二人でレジェスを祝うことになりました。二人でプレゼント交換をしたあと、二人ランチです。ちょっと寂しい。。。


写真:ハモン


写真:チーズ


今日のチーズは「ロシナンテ」。シウダ・レアルの名産です。ちなみに「ロシナンテ」とは、ドン・キホーテが乗る馬の名前です。


写真:サラダ 


写真:サツマイモのポタージュ 


写真:肉団子のシチュー 


写真:頂き物のワイン


これは、昨年末ワイン通のお友達に頂いたワイン。開けたいと思いつつ、年を越してしまったので、今日開けました。とっても美味しい!今度ボデガに寄ってみます。


写真:ロスコン・デ・レジェス 


そして、こちらが今日のメインイベント、ロスコン・デ・レジェスです。ロスコンとは、ご覧の通り、ドーナッツ状に焼き上げたパン。これは、それを真ん中から切って生クリームがたっぷりサンドされています。生クリームのかわりにチョコレートクリームだったり、トリュフのクリームだったり、全体がチョコレートでコーティングされているものなど、さまざまです。


写真:王冠をかぶって(笑) 


レジェス(王様)のケーキなので、王冠がついてきます。ちなみに、らくだはロスコンについて来たものではなく、モロッコ旅行で購入したもの。この日の為に購入したわけではないのですが、ちょうど3頭いてピッタリだったので、引っ張り出してきました。


写真:ロスコンの中のミニカー。。。 


で、ロスコンの中には、マスコットが1つ隠されていて、そのマスコット入りの部分を食べた人が、ロスコン代を支払うという習慣があります。大きなロスコンを二人で食べたので、フアンさんにも私にもマスコットは当たりませんでしたが、その後探し出したマスコットはこちら。ちょっと微妙なデザイン。


写真:去年のロスコンのマスコット 


毎年同じデパートでロスコンを買ってるんですが、マスコットは毎年変わります。でもこの微妙なマスコットの可愛く無さに、毎年統一感があるようです(笑)。王様のマスコットとかなら可愛いのに。ミニカーとか、パイナップルのおばけ、とか。。。


写真:今日のツーショット


ちょっとハプニングのあったレジェスパーティーでしたが、今年も無事にスペインの年中行事第一弾を終了しました。



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2012年1月1日日曜日

マドリードでの新年の祝い方・『コシード・マドリレーニョ』を食べてきました!



みなさま、明けましておめでとうございます!
元旦のマドリードはお天気もよく、素晴しい年明けとなりました。
今日は、マドリード名物の『コシード・マドリレーニョ』を食べに行ってきました。大晦日や新年にこの料理を食べるのが、マドリードの習慣です。


写真:新年初のツーショット


狭い店内と、外の道まで続く大行列。それもそのはず。このレストランは、ミシュランのガイドブックで毎年ビブグルマンに選ばれている有名店なのです。昨年のうちに予約をしておいてよかった!お友達とその家族6名での新年会です。


写真:スープ


このお店では、壺に入ったコシードがサーブされます。あらかじめショートパスタの載っているお皿に、壺からスープを注ぎます。これが、前菜にあたるスープ。


写真:コシード・マドリレーニョのスープ 


こんなかんじになります。具の味がしみでていてコクのあるスープです。


写真:コシード・マドリレーニョのメイン 


スープを飲み終えたら、同じお皿に、先ほどの壺の中身をよそります。
これが、コシードのメイン料理。ガルバンソ(ひよこ豆)ジャガイモ、チョリソ(腸詰め)鶏肉、豚肉、牛肉。。。いろんなお肉を使っているのも特徴。だから余計に深い味わいになるんですね。


写真:コシードの添え物 


別のお皿でサーブされるこちら、トマトベーズのソースやチリ、玉ねぎなどをコシードに添えて頂きます。


写真:コシード・マドリレーニョ風パエージャ


これは、このお店の看板料理のひとつ。コシードを使ってオーブンで焼いたパエージャ。通常のパエージャとは味も食感も全く違います。コシードの味がごはんに浸透していて、絶品。量はかなり多いですが、簡単に食べきれます。あ、ちなみに、コシードは1人前、こちらのごはんも一人前。二人でシェアしました。


写真:今日のワインセレクト 


リオハの赤ワイン、ビニャ・ポマル(2005年)のレセルバ。濃い味のコシードに良くあいました。




Restaurante La Bola
Calle de la Bola Nº5, 28013 Madrid
Tel: +34-91-547-6930


写真:フアンさん今年も絶好調


お腹もいっぱいになり、ご機嫌な私たち。フアンさんも大満足。飛んでます(笑)。


写真:王宮前の広場


レストランは王宮から歩いてすぐのところにあります。こちら、王宮前の広場。今日は穏やかで、散歩日和。


写真:王立劇場 


今年は、カニサレスの公演が2回予定されている王立劇場。今日は閉まっていますが、入り口の前を通りかかると、既にカニサレスのコンサートの宣伝がでていました。


写真:王立劇場ポスター 


2月25日(土)王立劇場のオーケストラとの共演です。


写真:焼きぐり 


さらに歩いて行くと、街角で焼きぐりを売っていました。
もうお腹いっぱいでしたが、アツアツの焼きぐり購入。
食べ歩きにちょうどいいサイズです。


写真:今日のツーショット


元旦から楽しい一日でした。今年もいい年になるよう、一緒に頑張ろうと思います。


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