2009年1月30日金曜日

読書日記*2009年1月


今年は、新年の目標にも掲げている通り、読書を心がけようと思っています。そこで自分の読書の記録の為に、毎月読んだ本を簡単な感想を添えて書き留めておくことにしました。今回はその第1回目。月末になったので、張り切ってみると。。。今月完読した本はたったの(!)5冊。もっと、自分ではたくさん本を読んでいるつもりでいたのに。。。冊数を増やせば良いということではありませんが、昔はたくさん読んでいたのになあ、と、どうしても学生時代の自分と比べてしまいます。


La Ultima Lección
著者:Randy Pausch
出版社:Grijalbo, 2008

YouTubeでみた彼の「最後の授業」に感動し、フアンさんにスペイン語の本をプレゼントしたのは去年のこと。私も読んでみました。アメリカの大学で一般的な、人生最後の講義と想定して、教授らが工夫をこらしたスピーチをする「ラストレクチャー」。彼の場合は、文字通り「ラストレクチャー」でした。余命半年を宣告された彼から発せられる言葉には説得力があります。メキシコのスペイン語訳のため違和感があったのが残念。



Las Reglas del Trabajo
著者:Richard Templar
出版社:Pearson Prentice Hall, 2006
ISBN-10:84-205-4613-5

英語からスペイン語に訳されたビジネス書で、同時に自己啓発的な内容の1冊。ドラッカーに比べると内容的には物足りなかったのが残念ですが、スペイン語の勉強を兼ねてと思い3日間で集中して読みました。上司に媚びるような仕事の仕方を勧めているところは、同感できませんでしたが、なるほど、と思わせるフレーズもいくつかでて来て勉強になりました。



スペイン語で伝える日本
著者:伊藤通子
出版社:三修社(2005年)
ISBN4-384-05324-x C2087

日本にはスペイン語の通訳ガイドという国家資格があることを知りました。彼らの仕事は、スペイン語で日本の文化を伝えること。通訳ガイドの目からみた日本の習慣や文化は、私がスペインで感じる日本と似ていて共感が持てました。観光地の詳しい説明文がすべてスペイン語で書かれているのも魅力です。




いつも忙しい人、なぜか余裕のある人
著者:箱田忠明
出版社:PHP研究所(2007年)
ISBN 978-4-569-65932-9

私はいつも時間に追われ、ばたばたとしているのが自分の反省点。余裕のある人間になりたいといつも思っているので興味があって読んでみました。内容的にはちょっと期待はずれ感もありましたが、スペインにいると日本語で読める物は少ないので良しとします。最終的には自分で時間のマネジメントをするのが最善の方法と再認識しました。




ピーター・ドラッカーの事業戦略が分かる本(ポケット図解)
著者:中野明
出版社:秀和システム(2006年)
ISBN 4-7980-1308-0 C0034

この本は、ドラッカーの著書をもとに、彼の事業戦略を図解しているとても優れた1冊。50以上の項目に細かくにまとめられているので、それぞれの事柄について自分の場合はどうなのか、実際に置き換えて考えやすいのが利点。読み物というよりは、これにそって勉強&自分の考えをまとめるための参考書のように利用しました。姉妹編がいくつかあるので、そちらにも興味があります。