写真:サンタンデールにて
昨日、マドリードからサンタンデールに車でやってきました。サンタンデールは、スペイン北部のカンタブリア海に面した都市。大きな港を有するこの都市は、大航海時代以降、新大陸とスペインを結ぶ重要な港町として栄えてきました。
文化事業に力を入れているサンタンデールには、毎年のようにコンサートで訪れていますが、今回は初めて1週間というちょっと長めの滞在。ここを本拠地とするメネンデス・ペラジョ国際大学の夏の講習の一環として、カニサレスのフラメンコギターのコースが開催される為です。メネンデス・ペラジョ国際大学の夏の講習は、文化、芸術、政治、医学など様々なテーマを、それぞれの分野の第一線で活躍するプロフェッショナルが講義するもので、毎年講師も生徒も世界各国から集まってきます。近年では、アメリカの元大統領ジミー・カーター氏が講師として招かれ、話題をよびました。
写真:マグダレーナ宮殿
これは、マグダレーナ宮殿。20世紀初頭アルフォンソ13世が建てた夏の避暑地としての宮殿です。現在は、なんとメネンデス・ペラジョ国際大学の本拠地となっています。講習会の講師たちは、この宮殿内に宿泊し、昼夜講義を繰り広げるのです。
写真:マグダレーナ宮殿の裏庭
宮殿の敷地内は、森のような庭と海を望む、なんとも贅沢な立地です。こんな大学ならもう一度大学生に戻りたい。。。かつて日本で私の通っていた大学とはスケールが違います!