2009年2月15日日曜日

イベリコ豚のハンバーグ


今日のメニューは「野菜たっぷり・イベリコ豚のハンバーグ!」です。作り方は普通のハンバーグと同じですが、今回は友人から聞いた裏技(!)を使います。ハンバーグは肉を少なめにしても、野菜をたっぷり入れるとボリューム満点です。

材料(2−3人分)
イベリコ豚のひき肉:200g
キャベツ:200g
玉ねぎ:1個
長ねぎ:1本
パン粉:200g
卵:1個
塩・こしょう・ナツメグ
お酢:少々(←これが裏技!

写真:みじん切りのキャベツ。野菜たっぷりが我家の定番

キャベツはみじん切りに。ビニール袋にいれて柔らかくなるまで塩揉みします。玉ねぎもみじん切りにし、オリーブオイルをひいたフライパンで飴色になるまで炒め、あら熱をとっておきます。

その間にパン粉作り。スペインのパンは2−3日経つと固くなるので、これを利用します。おろし金でおろしてパン粉の出来上がり!

写真:おろし金でおろしたパン粉

全ての材料(ひき肉、キャベツみじん切り、炒めた玉ねぎ、パン粉、卵)をボールに入れます。塩・こしょう・ナツメグで味付けをし、最後に少々お酢を加えて良く練ります。お酢を入れるのを(日本の)テレビでみたという友人から聞いた裏技。お酢をいれる(=酸性にする)ことで、お肉のタンパク質の中にある酵素が、タンパク質をアミノ酸(←うまみ成分ですね)に変えてくれるというトリック。今回初めてチャレンジです。

具を丸めて、キャッチボールしながら平べったく小判型にして完成。あとは焼き込みます。


写真:イベリコ豚ハンバーグあとは焼くだけ!

デミグラス・ソースの作り方は知らないのですが、自己流の簡単なソースの作り方。

材料
ハンバーグの煮汁(焼いた後そのままのフライパンを使います)
トマトケチャップ:スプーン3杯
赤ワイン:1/2カップ(料理用にはドンシモンが最適)
塩・こしょう:少々
砕いた固形スープのもと:1/2個
醤油:少々


そして、完成!できあがりのアツアツをテーブルに並べたらあまりに美味しそうですぐに二人で完食!気づいたら出来上がりの写真をとるのを忘れていました(涙)。お酢の効果が果たしてあったのか、実は良く分からなかったんですが(笑)、ほくほく、ジューシーなハンバーグが出来上がりました。フアンさんの採点は。。。?エクセレンテ(上出来!)だそうです。


*今日のことわざ*
Del plato a la boca, se enfría la sopa.
(でる ぷらと あ ら ぼか せ えんふりあ ら そぱ)
お皿から口までの間にスープは冷える。日本語のことわざにしたら、「鉄は熱いうちに打て」でしょうか。話は早く進めていかなければいけない、ということわざ。今日の出来上がり写真の撮り忘れは、ハンバーグが冷めないようにということで。。。


2009年2月14日土曜日

サン・バレンティン


昨日は、日本の実家から荷物が届きました!日本から届く荷物は、愛情と一緒に、いつも嬉しい驚きがいっぱい詰まっています。今回もすごい!ずっしりと重たい箱を開けると、きちんと整頓されてパッキングされた小物がたくさん。まずは、愛妹の手作りの帽子。昨年プレゼントしてくれたマフラーとお揃いの毛糸で編んでくれました。そして、カレーのルー、お味噌汁のもと、ソース、お茶漬けのもと、お茶、フアンさんの大好きなチョコボール(笑)。それから、妹のセレクトによる、お菓子作り&餃子の皮作りのためのキット。本当にありがとうございました!

写真:愛妹の手作りふわふわ帽子とマフラー

そして、今日はバレンタイン!スペインではサン・バレンティン(聖バレンティン)といいます。一般的には、Dia de los enamorados(恋に落ちた者たちの日)と呼ばれています。日本のように、チョコレートを贈る習慣はスペインにはありませんが、恋人同士がプレゼントを贈りあう習慣は根付いています。バラの花束を贈るのが結構一般的なようです。赤のバラは愛情を、白のバラは平和を、黄色のバラは友情を表すとか。

私たちの今年のサン・バレンティンの贈り物はバラの花ではなく、お互いに「本」でした。昔から本の虫のフアンさんは、何が欲しい?という質問に迷わず「本!」。そして最近スペイン語の勉強と読書に励む私にも、素敵な本を送ってくれました。

聖バレンティンの日は、この名称からなんとなくカトリックの公式な祝日?と思ってしまいますが、実は、そうではないのです。聖バレンティンが実在した聖人かどうかが明らかでないため、1960年代のバチカンの公会議でカトリックの公式な典礼から外されてしまい、この日に教会などで特別なミサは催されることはありません。もちろん、無関係ということはないのですが。

サン・バレンティンの起源はローマ時代に遡ります。2月14日はもともと女神JUNO(ユノ)の祝日。彼女は家庭と結婚の神で、6月を司ります。英語の June やスペイン語の Junio(6月)もここから来ていて、6月の花嫁が縁起がよいという言い伝えもここから来ています。

この日が世界的に「恋人たちの日」として祝われるようになったのには、いくつか説があるようです。ローマ時代、2月14日の「ユノの祝日」の翌日、2月15日はラス・ルーペルカレス(ルペカリオ祭)というお祭りが始まる日で、この日に踊りを踊るパートナーとなった男女は恋に落ち、結婚したという言い伝えがあることから、「恋人たちの日」となったというのがひとつの説。

そして、もうひとつの説は、ローマ皇帝クラウディオII(クラウディウス2世)の治世の頃の話。兵士たちが、愛する妻を故郷に残すことで戦地での士気が下がらぬよう、皇帝は兵士たちの結婚を禁止していました。それを不憫に思った当時の司教バレンティンが、皇帝に内緒で兵士たちを結婚させたのですが、それがばれて処刑されてしまったのです。この処刑の日が2月14日。そのためこの日がやがて「恋人たちの日」となったとか。

どちらにしても「恋人たちの日」だけでなく、一年中、フアンさんと仲良くラブラブでありたい私でした。


2009年2月12日木曜日

サラ・バラスの『カルメン』


今日は、朝から慌ただしい一日でした。昼過ぎからマドリードでのセミナーへ参加し、一旦家に帰ってから、夜はサラ・バラスの公演。マドリード市内から自宅まで往復100キロの道のりですから、今日だけで200キロ以上の運転ということになります。郊外に住むとこういうところがちょっと不便です。


さて、マドリードに本部のある、SGAE(スペイン作曲家協会)は、定期的に色んなテーマでセミナーを開いていて、今日は久々に興味のあるテーマだったのでセミナーに参加しました。アメリカのボストンにあるバークリー音楽大学の教授を招いての、音楽産業に関する講義。みっちり3時間の講義でしたが、こうした催し物に無料で参加できるのは嬉しいところです。


写真:サラ・バラス『カルメン』のプログラム

そして、夜はサラ・バラスの『カルメン』の初演に招待されて行ってきました。

写真:マドリードのロペ・デ・ベガ劇場前

サラの初演の日はいつもそうですが、テレビカメラもたくさん入って、とにかくものすごい人です。スペインの芸能人たちもたくさん招待されていて、サラの人脈の広さが伺えます。

写真:ロペ・デ・ベガ劇場入り口は大混雑!

『カルメン』というと、アントニオ・ガデスの『カルメン』の印象が強烈ですから、同じ名前でフラメンコの作品を創るのは、勇気のいることかもしれません。が、彼女の良さをうまくまとめあげた立派な作品でした。

アントニオ・ガデスの『カルメン』とは違い、ストーリーを楽しむ戯曲というよりも、フラメンコを全面に押出した舞台作りが印象的でした。衣装、靴、アクセサリー、マントン、小物や椅子にいたるまで全てが黒、赤、白の3色のみで統一されていて、この色の組み合わせを巧みに使って、情熱や嫉妬、怒りや悲しみを表現しているところも素晴しいと思いました。

選曲にもオリジナリティーが溢れています。ソレアやファルーカ、タンゴやルンバだけでなく、オリジナルの振付けのセビージャーナスを華麗に踊っていたシーンも印象的でした。サラ・バラスの一番の見せ場であるサパテアードも絶好調で盛り上がった舞台でした。



2009年2月7日土曜日

マドリードは大雪・お家でお料理!


最近のマドリードは、よく雪が降ります。しかも大雪です。私の家は、マドリード市内から西に45キロほど行った山岳部(標高680メートル)にあるため、市内よりも気温は低く、体感温度はさらに下がります。

先週の日曜日も大雪でマドリード中の交通が麻痺して大騒ぎになったばかりなのに、また昨晩から大雪なのです。こんなに立て続けに雪が降ることは珍しく、この11年のマドリード生活でも初めてのこと。朝起きてみると一面の銀世界。本当は今日「楽しく二人で出かけよう」企画第2弾を予定していたのですが、残念ながら断念です。

雪で動けないし、寒い日には美味しいものを食べるのが一番!というわけで、今日は新しいメニューに挑戦です。メニュー名は "Arroz con Langostino al Curry"「カレー味の大エビ入りチャーハン」。この初挑戦のメニューは、バルセロナにある超美味しい美味しい中華料理店で発見した逸品。以来このレストランに行ったら、フアンさんも私も必ず注文する劇ウマのメニュー。ゴロっとはいったエビが何とも豪華なチャーハンで、以前から挑戦したいと思っていました。うん、いい機会だ。雪に感謝。

まずは、その超美味しい中華料理店のご紹介から。
バルセロナにお立ち寄りの際は是非!

Av. Diagonal 460 Barcelona
Tel: 93-217-4780

さて、初挑戦のこのメニュー、レストランからレシピをもらったわけではないので、自作です(笑)。似たような仕上がりになるといいのですが。。。

材料
玉ねぎ:1個
人参:3本
とうもろこし:適宜(缶詰の小1缶使いました)
大エビ:8尾(←この量は豪華めです)

調味料全て適量
日本酒
カレーパウダー
ターメリックパウダー
ガランマサラ
ウェイパー
塩・こしょう

大エビは背ワタとハラワタをとり、たくさん切り込みをいれたあと、日本酒に浸しておきます。その間に、普通にチャーハンを作る要領で、みじん切りにした野菜を炒めます。次に野菜とは別のフライパンで大エビを炒め、最後に浸しておいた日本酒をフライパンにジュっとかけ、アルコール分を飛ばします。

野菜を炒めたフライパンにごはんを入れてかき混ぜ、そこに先ほどの大エビも混ぜていきます。次に、カレーパウダー、ターメリックパウダー、ガランマサラ、ウェイパー、塩・こしょうを適宜いれて、味を整えていきます。中華と印度のまざった味付けですが、これは真理子流ということで。。。見た目は美味しそうな出来上がりです。

写真:完成!カレー味の大エビ入りチャーハン


さて、せっかっくなので、お菓子作りもしちゃお〜!ということで、初めてのお菓子作りに挑戦。フアンさんの大好きな生クリームのミルフィーユに挑戦!

写真:焼きたてホヤホヤのパイ生地たち

といっても、なんせ初めてのお菓子作り。パイ生地は市販のものを利用です。四角く切ってフォークでたくさん穴をあけて、オーブン200ºC で約15分。サックサクのパイが焼き上がりました。あとは、お手製ホイップクリームを泡立てて、パイとホイップをサンドしていきます。粉砂糖を上から振りかけて出来上がり。

写真:完成!初めてのミルフィーユ・真理子流

さて、さて、フアンさんの感想は?
『カレー味大エビ入りチャーハン』は、MING DINASTYに迫る美味しさ!とお褒めの言葉。自分で食べてみても、かなり美味しく出来たので満足です。ガランマサラの隠し味が◎。フアンさんは、大好きな生クリームたっぷりの『ミルフィーユ・真理子流』にもご満悦。こんなに喜んでもらえると、作りがいがあります。お出かけは出来なかったけれど、楽しい一日でした。


*今日のことわざ*
Año de nieves, año de bienes.
(あにょ で にえべす あにょ で びえねす)
雪の年は幸の年。スペインでは、雪がたくさん降る年は、農作物の収穫が良いと昔からいわれているそうです。今年は雪が降り過ぎなくらいなので、おいしい野菜がたくさん出来るでしょうか?


2009年2月5日木曜日

スペインでも美味しい白米!



写真:我家の標準米、ラ・ファジェーラ

スペインには、パエージャに代表されるような美味しい米料理もあります。米の値段も安い。我家で愛用してる「ラ・ファジェーラ」のお米は、1袋1kg入りで1.2ユーロ(約150円)で手に入ります。確かに、パエージャは美味しく出来ますが、白米となると日本人の私の舌はけっこうグルメで、魚沼産のコシヒカリが恋しくなるのです。

色んなメーカーのお米を試してみましたが、結果はいつも同じ。日本から高級炊飯器を持ち込んでいるのに、仕上がりはお米の粒がちょっとつぶれた、例えてみるなら、古々米を炊いたような触感なのです。

ところが、先日「ウソだと思って試してみて!」と、スペインに住む日本人の友人から、ある秘訣を伝授されました。といっても、半信半疑でなかなか踏み切れず、初めて挑戦したのが先週のこと。「うそ〜!」と目から鱗の新発見だったのです。

その秘訣とは、ごはんを炊く時にちょっぴり蜂蜜を加える、という簡単なもの。ごはんに蜂蜜?というところに、ちょっと違和感があったのですが、これが、意外や意外。蜂蜜の甘さは感じず、べたつき感もなく、お米のうまさが引き出され、しかも米粒が立ってる!1kg150円のお米が魚沼産に変わった瞬間でした。

ちなみに、その後インターネットで色々調べた結果、蜂蜜にはでんぷんを分解して糖分に変える酵素があって、この酵素がごはんのおいしさを引き出してくれるそうです。うん、勉強になった。ただ、この方法で炊いたごはんを長時間保温状態にしておくと、お釜と接している部分が茶色っぽく変色してしまうので注意!



さてさて、おいしい白米が炊けるとなれば、おいしいおかずを作らなきゃ!です。フアンさんと私の大好物は、ブログにも何度か登場した餃子。しかし、家族に日本から持って来てもらった餃子の皮は既に前回使い切ってしまっています。が、思い出しました!前回の私の餃子のブログにコメントをくれた、スペイン人のご主人とアンダルシアに住んでいる大学時代の友人のアイデア。「私は餃子をつくるときエンパナディージャ用の皮をつかっているよ。La Cocineramというやつ」



写真:エンパナディージャ

エンパナディージャというのは、野菜やひき肉などの具を詰めてオーブンで焼いたスペイン料理。主菜ではなく、オードブルのような感じで出されることが多い料理です。地方によって、また家庭によってありとあらゆるものを詰めて焼き上げます。さめても美味しい。改めて見ると、これって餃子に形がそっくりです!



写真:エンパナディージャの皮(友人推薦のLa Cocineraです)

そして、友人おすすめのエンパナディージャの皮を入手。16枚入りで85セント(約100円)。見た目も大きさも、完璧です。でも、本家の餃子の皮と比べると、柔らかくて気をつけないとすぐに破れてしまうのが難点。ゆっくり、丁寧に、そして焼く前の状態になったのがこちら↓



写真:エンパナディージャの餃子!後は焼くだけ

さて、これをフライパンで焼いていきますが、これがまた結構難しい。というか、ちょっと本家餃子の皮と勝手が違う。皮が柔らかいので、隣同士くっついていると、後から剥がすのは困難。というか、不可能。油の量が多いと、生地がお菓子のようにサクサクになってしまい、餃子っぽくならない(涙)。なかなか調子がつかめないままに、失敗を繰り返し、なんとか完成!



写真:ついに完成!エンパナディージャの餃子

見た目は、餃子そっくりに出来上がりました。気になるお味の方は。。。?美味しい!なかなかの出来ばえです。グルメなフアンさんの感想は、「う〜ん、ま、比べなければ美味しいかな?やっぱり、手作り餃子の皮に挑戦か?!


*今日のことわざ*
A falta de pan, buenas son tortas.
(あ ふぁるた で ぱん ぶえなす そん とるたす)
Tortasは、固い小麦粉のパンのこと。ふっくらとしたおいしいパンが手に入らないような厳しい状況では、あるもので我慢し、美味しいと思え、という戒め。

とはいえ、今回のエンパナディージャの餃子は「我慢する」なんて言葉とはかけ離れた、美味しい出来でした。私的には満点なんですが(笑)。