2009年1月13日火曜日

バルセロナ


写真:バルセロナ市庁舎内部

一昨日からバルセロナ訪問中。昨日に引き続き今日もバルセロナの街を縦横に駆け巡りました。今日最初のミーティングで訪れたのは、バルセロナ市庁舎。内部に入る為には厳しいセキュリティーチェックと身分証明書の提示が求められます。


写真:コロンブス像

その後あちこち周りながらたどり着いたのは、ランブラス通りの突き当たりにあるコロンブス像。ちなみに、コロンブスはスペイン語でコロンといいます。このコロンさん、向かうべき西(アメリカの方向)じゃなく、東を指差している。建設の時に間違えちゃったのかな?細かいことは気にしないのかな?スペインですから。。。


写真:サグラダ・ファミリア


休憩はサグラダファミリアを臨むスターバックスで。サグラダ・ファミリアの近くまで来たのは久しぶりです。工事がかなり進んでいて吃驚しました。1882年に着工したこの教会、完成は2026年とか。建設に時間がかかってちっとも完成しないのは、スペイン人の仕事が遅いからだとずっと思ってきましたが(笑)実はもっと別な問題がありました。実はこの建設費用は公費ではなく、入場料と寄付によってまかなわれているため、収入源の確保が難しいそうなのです。しかも、建設と同時に修復もしなければいけない。長い年月が経っているので、最初の頃作った部分はもう修理が必要なんですね。お金もかかります。。。

ガウディー本人は塔を1本しかみることが出来なかったそうですが、今はもうずいぶん立っています。全部で8本?最終的には18本の塔が立ち並ぶそうです。日本人彫刻家の外尾悦郎さんが主任彫刻家であることは有名ですね。彼が完成させた「生誕の門」が高く評価され、ついに2005年、ユネスコの世界遺産に登録されました。長いこと登録されていそうでいなかったのは、サグラダ・ファミリアが建設中の寺院だからだそう。でも、登録されて良かった!

ところで、このサグラダ・ファミリアちよっと前に大問題が発生しました。先日「スペインのAVE事情」で紹介したAVEの路線拡大工事でバルセロナから北に向かう路線が、なんとサグラダ・ファミリアの真下を通過するらしいのです。協会側の計画中止要求も空しく、真下にトンネルが掘られ、サグラダ・ファミリア崩壊の危機?!という困難な状況に陥っていたのでありました。しかし、そこで話が終わらないのがスペインのスゴイところ。実はこの教会の建設自体がバルセロナ市の許可を得ていなかったことが判明!なんと120年にわたって無許可建築が黙認?されて来ていたという恐るべき事実なのです。

本当はゆっくり中も見学したかったのですが、今日は時間がないのでまたの機会に。


写真:カラコレス(かたつむり)料理


マドリードに帰る前にどうしても食べておきたかったのが、カタルーニャ名物カラコレス(かたつむり)料理。レリダの友人たちにカラコレスを食べさせてもらったのが3年前。それ以来、バルセロナに来たら、カラコレスを食べないと調子がでません。というわけで、今日の遅めの昼食はカラコレス料理!ニンニクたっぷりのアリオリソースとの相性が抜群です。


*今日のことわざ*
A cada pajarillo agrada su nidillo.
(あ かだ ぱはりーじょ あぐらだ す にでぃーじょ)
それぞれの小鳥は自分の巣が好き。我家に勝る地はなし。
旅から帰ると、やっぱりうちが一番と思うものですね。