今日は、スペイン国立オーケストラの主席指揮者ジョセップ・ポンス氏と、スペインを代表する現代音楽作曲家マウリシオ・ソテロ氏とカニサレスの夕食会に私もご相伴にあずかりました。スペインの先鋭音楽家たちの集まりは、いつもとても楽しい。というのも、話題が音楽だけに終始することなく、いろんな方向に展開していくからです。
とはいえ、今日のメインのテーマは『アランフェス協奏曲』。ベルリンフィルとの共演が分かってからすぐポンス氏から電話があり、指揮者の立場から『アランフェス協奏曲』を解説してくれるという至極豪華なオファー。もちろん彼はカニサレスの友人で、これまでにもよく一緒に食事をしたり、コンサートに出かけたりと親交を温めて来たのですが、このところなかなか都合が合わず、彼に会うのは実に半年ぶり。
さらに、偶然が重なるビッグニュースが舞い込んできました。今年の6月、カニサレスはドレスデン国立管弦楽団と共演し『アランフェス協奏曲』を演奏することが決まっているのですが、その指揮者に、ポンス氏が抜擢されたのです!これは、もう『アランフェス協奏曲』を語らないわけにはいかない、というわけで迎えた今日の夕食会。楽譜を引っ張り出して、細かい演奏方法について議論が広がります。時にはメロディーを口ずさみながら、目を見合わせてはにっこり微笑む二人は、既にロドリーゴの世界に浸っていました。
この様子の写真カニサレスの感想等はカニブログのエントリーから
明日もオーケストラのリハが朝早くから予定されているポンス氏に別れを告げ、マドリードのセントロにあるHotel Urbanのバーに場所を移します。
写真:Hotel Urbanのロビー
このホテルは、何といってもバーが素敵。1階と屋上にバーがあって、どちらも雰囲気抜群。夏には屋上のバーのテラスが最高だけど、まだ寒いので今日は1階のバーに陣取り、マウリシオ、カニサレスと3人で深夜のプロジェクト会議。
写真:Hotel Urbanのバー
この写真は、夕食会にいく前に撮影したもの。平日の夜だというのに、深夜2時になってもたくさんの人で賑わってる。私は運転があるし、また低血圧で倒れるといけないので、今日はお酒はなし。蜂蜜入りのモスト(ブドウジュース)で大人な夜。
写真:今日のツーショット
久々に会ったマウリシオとも思う存分話ができて、大満足な夜。
もう少し暖かくなったら、Hotel Urbanの屋上テラスにもまた来てみたいです。
Hotel Urban
Carrer de San Jerónimo 34, 28014 Madrid
Tel:+34-91-787-7700
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