今日は、スペインの家庭料理の王道、アビチュエラ(白インゲン豆)を使った料理をご紹介します。「アロス・コン・アビチュエラ」は白インゲンと一緒に米を煮込んだ料理です。
スペインや中南米では、インゲン豆をよく食べますが、この豆の名前がやっかい!国や地方によっていちいち呼び名が異なります。スペイン国内でも、この白インゲン豆を「アビチュエラ」とよんだり「アルビア」とよんだり色々です。色によっても名前が変わります。白インゲン豆は通常アロス・コン・アビチュエラに、赤インゲン豆はチリ・コン・カルネ(チリコンカン)などに用いられます。って、さっそく私が「アビチュエラ」として購入している白インゲンのパッケージには「アルビア」の文字が。。。ま、いっか。
私のいつも使っているメーカーは「ラ・アストゥリアーナ」。レンズ豆も、ひよこ豆も、インゲン豆も、み〜んなこのメーカーで統一しています。
1キロ1パックのお値段は:
レンズ豆:1.9ユーロ(約250円)
ひよこ豆:2.9ユーロ(約380円)
白インゲン豆:2.4ユーロ(約310円)
と、他のメーカーに比べるとちょっと高めですが、当たり外れがなく、ふっくら美味しいまめ料理ができること間違いなし。
さてここでひとつご紹介。実は、一昨日フアンさんが圧力鍋を買ってくれました!生まれて初めての「マイ圧力鍋」です。これまでいつも誰かに拝借、または時間のかかる普通鍋でコトコト煮込んでいました。が、今日からは違います!しかも普通の圧力鍋と比べても、半分の調理時間という優れもの。
WMFのパーフェクトプラス(4.5L)という、ドイツのメーカー。三脚とすのこがセットになっているので、蒸し料理も簡単にできちゃうみたい。これから色んなレシピを開拓して行きたいと思います。フアンさんありがとう!
材料(4人分)
白インゲン豆:300g
米:150g(1カップ)
トマト:小3個
ピーマン(緑):1個
ニンニク:5−6片(皮はむかない!)
ニンニク:1片(こちらは皮をむいて粗みじん切り)
チョリソ:お好みで
月桂樹の葉:3枚
オリーブオイル:少々
塩コショウ:少々
サフラン:少々
西洋パセリ:少々(粗みじん切り)
(1)白インゲン豆は一晩水に浸けて柔らかくします。お湯やぬるま湯でなく、冷水を使うのがポイント。
写真:水に浸した直後の白インゲン豆
写真:10時間水に浸した後の白インゲン豆 一晩で、こんなに膨れます!
(2)白インゲン豆を浸していた水はいったん捨て、白インゲンを圧力鍋に戻します。白インゲンにかぶる位の水を入れ、圧力鍋に米以外の材料を全て投入します。トマトはすりおろし、ピーマンは2等分(大きめに切るのがポイント)、チョリソはお好みで輪切りを5−6片、ニンニクはレンズ豆の時と同じく皮ごと入れます(皮をむいたニンニクはまだ使いません)。オリーブオイル、月桂樹の葉3枚もこの段階で入れます。
(3)準備が整ったところで圧力鍋に蓋をします。WMF圧力鍋が沸騰したら(2本目の線まで)、火を弱めて約10分間煮込んで火からおろします。まだふたは開けずに、もう約10分そのまま放置します(この間に圧力がぬけて、2本の線がすっかり隠れます)。
(4)圧力鍋を開き、そこに米と調味料(塩コショウ、サフラン)、粗みじん切りにしたニンニク(皮をむいた分)、粗みじん切り西洋パセリを加え、さらに10ー15分煮込みます。
(5)火を止めて、蓋をしたまま5分程蒸らします(このとき、圧力釜のふたのロックはしません!)。そしてできあがり!
今日はフアンさんのご両親を招いて、アロス・コン・アビチュエラをごちそうしました。3人とも、合格点をくれ一安心!余ったら冷凍保存しようと思いましたが、すっかり完食!やったぁ〜!
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