写真:1987年発売のKOMEGUNY。『浪漫飛行』収録
忘れもしない1990年の春。この年は私が高校に入学した年であり、米米クラブが大ヒット曲『浪漫飛行』のシングル発売した年でした。『浪漫飛行』は私の青春のテーマ曲の一つともなった、今では懐かしい曲なのですが、この曲があれから20年近く経とうとしている今、私の中で大きな音を立てて崩れてしまったのです。
事の発端は、今日の午後のこと。私がほぼ10年ぶりに懐かしい米米クラブのCDをかけていた時のこと。部屋に入って来たフアンさんが、ピタッと動きを止めて曲に聴き入るのです。「あれ、この曲知ってるよ。ん?やっぱり聞いたことないかな?」というので、私の青春時代の曲よと、ちょっと得意げに紹介。しばらく聴き入った後、何も言わずに自分のiPodを取り出し、ヘッドフォンをはめ、何かを探してる。。。何を?まさかフアンさんのiPodには入ってないと思うよ〜。
しばらくしたら「あった!」と言ってヘッドフォンを私に渡すのです。「え〜、あるわけないでしょ?」と言いながらもヘッドフォンをはめた私は、耳を疑いました!聞こえて来たのはまるっきり『浪漫飛行』といえる、でも別の曲なのです。もう亡くなったアメリカのジャズピアニスト、リチャード・ティーのCDの中の1曲『ミス・アンダースタンディング』という曲です。前奏部分のアレンジから、サビの部分まで殆ど同じ!メロディーなのです。
偶然の一致だね、と笑って済ませる種類の類似ではないので、大ショック(涙)。リチャード・ティーの方が2年早くリリースしているのです。。。このリチャード・ティーのCDは、日本で制作されたみたいですがYouTubeなどにも音源は見つからず、皆さんにも聞いていただけにのが残念。手元にある音源をアップするのは著作権上の問題があるのでこれも断念。でも、これって。。。あまりのショックに、今夜は寝られそうにありません。
*今日のことわざ*
A la larga no hay mascara que no caiga.
(あ ら らるが の あい ますから け の かいが)
長い目で見ると、剥げることのないお面はない。。。どんなウソも、いつかはバレてしまうという意味のことわざです。私の青春時代の想い出の曲が、20年後にスペインのフラメンコギタリストによってその正体を現してしまうとは。。。
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